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Exhibition 企画・展示情報

生誕110周年
衣笠貞之助の世界

Teinosuke Kinugasa:From Female Imprersonator to Master Filmmaker
2006.10.3-2007.3.31
会場

東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(企画展)

会期

2006年10月3日(火)~2007年3月31日(土)

開室時間

11:00am-6:30pm
入場は午後6時まで

休室日

*月曜日および 2006年11月17日(金)、12月28日(木)-2007年 1月 4日(木)は休室です。

観覧料

一般200円(100円)/大学生・シニア70円(40円)/高校生40円(20円)/中学生以下・障害者(付添者は原則1名まで)は無料

*料金は常設の「展覧会 映画遺産」の入場料を含みます。
*( )内は20名以上の団体料金です。小・中学生は無料です。
*学生、シニア(65歳以上)、障害者の方はそれぞれ入室の際、証明できるものをご提示ください。
*フィルムセンターの企画上映をご覧になった方は当日に限り、半券のご提示により団体料金が適用されます。

主催

東京国立近代美術館フィルムセンター

偉大な映画監督の足跡を資料でたどる
「狂った一頁」(1926)、「雪之丞変化」(1935-36)、「地獄門」(1953)・・・

本年は我が国を代表する映画監督、衣笠貞之助(1896-1982)の生誕110周年にあたります。もともと舞台の女形であった衣笠は1917年に日活向島撮影所に招かれ、新派映画の女形として映画界への一歩を踏み出しました。また、映画女優の台頭に伴い監督業に転向してからは、前衛的な無声映画「狂った一頁」(1926)、「十字路」(1928)を発表した進歩的シネアストとして、あるいは二枚目スター林長二郎(後の長谷川一夫)を育て記録的ヒット作「雪之丞変化」(1935-36)を生んだ松竹時代劇の主力監督として、さらに戦後はイーストマン・カラーによる「地獄門」(1953)で日本映画に初のカンヌ映画祭グランプリをもたらした世界的巨匠として、衣笠は常に時代の先頭を走りながら日本映画史にいくつもの新たな頁を刻みました。
 このたびの展覧会は、衣笠本人の遺品にフィルムセンターが所蔵する映画資料を加え、日本映画が誇る《巨人》の足跡をたどるものであり、「十字路」完成後の衣笠が海外映画界視察のためソビエト、ドイツ等を訪問した際の珍しい資料も交えての開催となります。皆様のご来場をお待ちしております。

第1回 
テーマ:「新規収蔵資料の紹介-衣笠貞之助生涯資料について」

日程: 2006年11月25日(土)
時間: 4:10pm-

語り手:入江良郎(フィルムセンター主任研究員)

第2回 
テーマ:「『狂った一頁』の台本とその撮影」

日程: 2006年12月9日(土)
時間: 3:45pm-

語り手:アーロン・ジェロー氏(イェール大学助教授)

第3回 
テーマ:「衣笠貞之助交友録」

日程: 2007年1月20日(土)
時間: 2:30pm-

語り手:田中眞澄氏(映画史家)

第4回 
テーマ:「1926年、映画と文学の遭遇」

日程: 2007年2月3日(土)
時間: 2:40pm-

語り手:十重田裕一氏(早稲田大学教授)

第5回 
テーマ:「衣笠先生と私」

日程: 2007年3月24日(土)
時間: 3:15pm-

語り手:高野悦子氏(岩波ホール総支配人、フィルムセンター名誉館長)

開催中の本展に関連して、展示資料についてのギャラリー・トークを実施いたします。ぜひご参加下さい。

※日時は変更することがございます。ご了承ください。

参加無料(展示室の観覧券のみ必要。)
申込不要、各回30分程度。
集合場所:7階展示室入口

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The National Museum of Modern Art, Tokyo