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政岡憲三・大藤信郎アニメーション作品
デジタル復元版特別上映会(小ホール)

開催期間:2014年2月8日(土)

 本特別プログラムでは、2011-2012年度にフィルムセンターがデジタル復元を行った、政岡憲三と大藤信郎の名作アニメーション『くもとちゅうりっぷ』『くじら(KUJIRA)』『幽霊船(YUUREI SEN)』の35mmプリント上映を行います。

2014年2月8日(土) 小ホール 定員=151名
0:00pm-/3:00pm-
[英語字幕付き]
(各回入替制)
*各回上映前に、研究員による復元に関するトーク(約20分)があります。

開映後の入場はできません。
料金=一般500円/高校・大学生・シニア300円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料
発券=地下1階受付
・発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・発券は各回1名につき1枚のみです。
・観覧券は当日・当該回のみ有効です。

*本企画のチラシはこちら⇒「デジタル復元で甦る 小津・政岡・大藤」
*小津安二郎作品デジタル復元版特別上映会はこちらをご覧ください。

くもとちゅうりっぷ

[16分・35mm・白黒]
*3:00pmの回は英語字幕付きでの上映
日本アニメーションの近代化に多大な功績を残した政岡の代表作。先に音楽等を録音したのち、作画をあわせるプレスコ方式を用い、横山美智子の童話を精緻な動画でミュージカル調に演出。てんとう虫の少女が蜘蛛に誘惑されるも、周囲に助けられて笑顔を取り戻す。(協力:松竹株式会社)

'43(松竹動画研究所)(監)(脚)(撮)政岡憲三(原)横山美智子(音)弘田龍太郎(動画)桑田良太郎、熊川正雄

くじら(KUJIRA)

[9分・35mm・カラー]
*3:00pmの回は英語字幕付きでの上映
大藤自身が1927年に製作した白黒影絵作品『鯨』を、色セロファンを用いてコニカラー方式でリメイク。大海原を漂流する三人の船乗りが同乗する女をめぐって争うが、そこに鯨が現れて彼らを呑みこんでしまう…。1953年のカンヌ国際映画祭短篇部門に出品され、ピカソに激賞された。(協力:公益社団法人 映像文化製作者連盟)

'53(大藤スタジオ)(監)(作画)大藤信郎(音)塚原哲夫

幽霊船(YUUREI SEN)

[11分・35mm・カラー]
『くじら』で試みた色彩影絵表現を、初期のフジカラーフィルムを用いてさらに探求した作品。海賊船が貴族たちの船を襲撃し皆殺しにするが、後年、亡者たちの怨霊にとらわれ、滅ぼされてしまう。重ね撮りされた「白」で表現されている怨霊たちは、海賊たちの「黒」と著しいコントラストをなしている。(協力:公益社団法人 映像文化製作者連盟)

'56(大藤スタジオ)(監)(作画)大藤信郎(音)平井康三郎

■(監)=監督・演出 (原)=原作 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。

Calendar 上映・展示カレンダー
上映・展示カレンダー
The National Museum of Modern Art, Tokyo