満たされぬ生活を送る敷島化工重役の妻・那美子（若尾）と、会社を乗っ取る目的で彼女に近づいたクラブ経営者の石塚（田宮）。やがて石塚は全ての野心を捨てて那美子と結ばれる決意をするが…。黒岩重吾の原作にあったミステリー仕立ての展開を換骨奪胎し、日本的な「関係性」をも排除して描き出される増村的「恋愛映画」の極致。
大ホール
女の小箱・より 夫が見た
（92分・35mm・カラー）
（92分・35mm・カラー）
'64（大映東京）（監）増村保造（原）黒岩重吾（脚）高岩肇、野上竜雄（撮）秋野友宏（美）渡辺竹三郎（音）山内正（出）若尾文子、田宮二郎、川崎敬三、小沢栄太郎、江波杏子、岸田今日子、見明凡太朗、早川雄三、千波丈太郎、星ひかる、小山内淳、中條静夫
■（監）＝監督・演出 （原）＝原作 （脚）＝脚本・脚色 （撮）＝撮影 （美）＝美術 （音）＝音楽 （出）＝出演
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