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Screening 上映・企画情報
大ホール

日本の初期カラー映画

The Birth and Development of Japanese Color Film
2014.4.8-5.25
作品詳細
42 4/29(火) 4:00pm 5/23(金) 3:00pm  
点と線
(85分・35mm・カラー)

1958年、松本清張ブームが起こり、一気に計5本の映画化が実現する。本作は、そのブームの発端となったベストセラー長篇の映画化である。海岸で発見された男女の情死体に隠された謎を、2人の刑事が突き止めようとする。当時のラボ担当者によって、ブルー系の色彩が非常に鮮明だという評価が残されている。

'58(東映東京)(監)小林恒夫(原)松本清張(脚)井手雅人(撮)藤井静(美)田辺達(音)木下忠司(出)南廣、髙峰三枝子、山形勲、堀雄二、加藤嘉、志村喬、小宮光江、月丘千秋、奈良あけみ、楠トシエ、河野秋武、三島雅夫、風見章子、光岡早苗
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◆フェラニアカラー
イタリアのフェラニア社は、1950年に内型ネガ・ポジ方式のカラー映画フィルムを発表。多くのイタリア映画がこれを用いた。日本では唯一『点と線』でのみ用いられた。

〈用語解説〉
多層式カラーフィルム――支持体(ベース)上に(赤・緑・青等)色別の感光層が複数塗布されたフィルム。
内型/外型――発色剤であるカプラーがフィルムの乳剤面に含まれる現像方式を内型、現像液に含まれる方式を外型と呼ぶ。
反転(リバーサル)フィルム――二段階の(反転)現像によって、直接ポジ像を得るフィルム。1950年のイーストマンカラー登場以降は、ネガ・ポジ方式の現像が主流となる。


■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置・設計 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説
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