Art東京国立近代美術館
Craft&Design東京国立近代美術館工芸館
MOMAT TOP
Screening 上映・企画情報
大ホール

日本の初期カラー映画

The Birth and Development of Japanese Color Film
2014.4.8-5.25
作品詳細
39 4/29(火) 1:00pm 5/21(水) 7:00pm  
蝶々夫人
(114分・35mm・カラー)

プッチーニの有名なオペラ作品を映画化。オペラでの日本の描かれ方に不満を感じていた川喜多長政が発案したもので、日本からセットや小道具が船でローマに送られた。撮影はローマのチネチッタで行われ、プリント作業も同地のテクニカラー・ラボで行われた。

'55(東宝=リッツオーリ・フィルム=ガローネ・プロ)(監)(脚)カルミネ・ガローネ(原)J・L・ロング(脚)森岩雄(撮)クロード・ルノワール(美)三林亮太郎、マリオ・ガルブリア(音)ジャコモ・プッチーニ(出)八千草薫、ニコラ・フィラクリディ、田中路子、フェルディナンド・リドンニ、小杉義男、東郷晴子
______________________________________________________
◆テクニカラー
1916年の二色加色法(プロセスNo. 1)から1922年の二色減色法(プロセスNo. 2)、そして三色分解捺染方式のプロセスNo. 4を1932年に完成させた米テクニカラー社は、世界のカラー映画の代名詞となった。だが大量のプリント作製を前提とするコストの大きい方式だったため、日本映画ではわずかな例外を除き用いられることはなかった。

〈用語解説〉
多層式カラーフィルム――支持体(ベース)上に(赤・緑・青等)色別の感光層が複数塗布されたフィルム。
内型/外型――発色剤であるカプラーがフィルムの乳剤面に含まれる現像方式を内型、現像液に含まれる方式を外型と呼ぶ。
反転(リバーサル)フィルム――二段階の(反転)現像によって、直接ポジ像を得るフィルム。1950年のイーストマンカラー登場以降は、ネガ・ポジ方式の現像が主流となる。


■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置・設計 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。



Calendar 上映・展示カレンダー
上映・展示カレンダー
The National Museum of Modern Art, Tokyo