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Screening 上映・企画情報
大ホール

日本の初期カラー映画

The Birth and Development of Japanese Color Film
2014.4.8-5.25
作品詳細
37 4/27(日) 1:00pm 5/22(木) 3:00pm  
黄色いからす
(104分・35mm・カラー)

五所平之助の初カラー作品。戦地から引き揚げてきた父親とうまく交流できない息子の描いた絵を通して、戦後の家族像を浮かび上がらせた名篇。タイトル通り、黄色いからすが物語の中で重要な役割を果たしている。

'57(歌舞伎座)(監)五所平之助(脚)館岡謙之助、長谷部慶治(撮)宮島義勇(美)久保一雄(音)芥川也寸志(出)淡島千景、伊藤雄之助、設樂幸嗣、田中絹代、久我美子、多々良純、沼田曜一、飯田蝶子、中村是好、髙原駿雄、島田屯
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◆イーストマンカラー
米イーストマン・コダック社は、1935年に世界初の多層式カラーフィルム「コダクローム」(外型反転)を発表。主に8mmや16mm映画で用いられた。1950年には35mm映画用で内型ネガ・ポジ方式の「イーストマンカラー」を発表し、以後テクニカラーに取って代わりカラー映画市場の中心を占めていく。日本では大映が意欲的に研究・採用し、これに合わせて東洋現像所(現IMAGICA)が1953年、イーストマンカラーの現像処理工場を完成させる。

〈用語解説〉
多層式カラーフィルム――支持体(ベース)上に(赤・緑・青等)色別の感光層が複数塗布されたフィルム。
内型/外型――発色剤であるカプラーがフィルムの乳剤面に含まれる現像方式を内型、現像液に含まれる方式を外型と呼ぶ。
反転(リバーサル)フィルム――二段階の(反転)現像によって、直接ポジ像を得るフィルム。1950年のイーストマンカラー登場以降は、ネガ・ポジ方式の現像が主流となる。


■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置・設計 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説
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