一般社団法人外国映画輸入配給協会(外配協)の発足50周年を記念して開催中の展覧会「ロードショーとスクリーン 外国映画ブームの時代」に続き、フィルムセンター大ホールでは、主として1970年代から90年代に日本公開された外国映画のヒット作、話題作を特集する上映会「ロードショーとスクリーン ブームを呼んだ外国映画」を7月11日より開催します。
1970年代には、破格の製作費を投じたパニック超大作からアクション、コメディ、ホラーまで、多彩なジャンルの外国映画が、趣向を凝らした宣伝を介して話題をふりまき、ときには流行語を生み出すほどの社会現象を巻き起こしました。また1975年には、大量に作られた洋画のプリントを全国に配給して同時に公開する「拡大ロードショー」が始まり、外国映画の配給収入が初めて邦画のそれを上回ります。一方、1980年代には個性的なミニシアターが次々と生まれ、既存の興行網では配給が困難なアート・フィルムの数々を紹介しながら、映画の鑑賞スタイルにも大きな変化をもたらすこととなります。
本上映会では、大ヒットを記録した『キングコング』(1976年公開)から、80年代ミニシアター・ブームの先駆けとなった『ジェラシー』(1981年公開)まで、計17本のフィルム上映を通して、我が国を席巻した外国映画のブームを振り返ります。
皆様のご来場をお待ち申し上げます。
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「NFCカレンダー」2012年7月号
★関連企画(展覧会)
「ロードショーとスクリーン 外国映画ブームの時代」
2012年4月11日(水)―7月29日(日) *月曜休室
フィルムセンター展示室(7階)
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