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大ホール

発掘された映画たち2009

Cinema: Lost and Found 2009
2009.4.21-5.3
作品詳細
A-4 4/21(火) 3:00pm 5/2(土) 1:00pm  
CIE映画選集1
(計91分)

CIE映画(別名・ナトコ映画)は、GHQの民間情報教育部(CIE)が日本人教育を目的に製作した教育映画。桐生市図書館旧蔵の35mmプリントが88本(85作品)寄贈されたことを受け、前回の「発掘された映画たち2008」では11本を復元して紹介したが、今回は日本国内で製作されたと思われる作品を中心に、新たに16本を映写可能なフィルムに複製し、ノイズリダクションを行い復元した(以下の作品解説は『USIS映画目録1953』[米国大使館映画部]より)。

働くものゝ苦情処理(安全燈)
Workers' Grievance Procedure
(30分・35mm・白黒)

労資間の紛争を労働協約によって解決する段階を示した国内製作映画。

’50(日本映画社)(監)(脚)衣笠十四三(脚)加納龍一、新庄宗俊(撮)稲垣浩邦(音)武田俊一

働くものゝ權利
Rights of the Worker
(20分・35mm・白黒)

勤労者の権利が法律によってどのように守られているか?日本の労働基準局が勤労者の利益のためにどんな仕事をしているか?その解説です。

’50(東宝[日本版製作])(監)西澤豪(脚)西尾善行(撮)村上喜久男(音)齊藤一郎(出)千葉一郎、木下ゆず子、河村弘二、島田敬一、津田光男、米倉勇、西康一、藤間廣一

値段と品物
Price and Quality
(21分・35mm・白黒)

工場経営と作業の能率化によって、どれだけ価格を下げ、品質をあげることができるかを示した映画。特に"工場内の教育"(実務指導)の効果が力説されています。

’51(電通映画社[日本版製作])

一歩前進
Step Forward
(20分・35mm・白黒)

日本のあるサラリーマンが失業して、職業安定所を訪ねます。そして失業保険をうけている間に職業補導所に入って、新しく自動車工としての指導をうけます。かくて、彼は新しい生活への一歩をふみ出すのです。

’52(中井プロダクション[日本版製作])

■(監)=監督 (脚)=脚本・作 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
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■各プログラム中の上映順序は変更になる場合があります。

Calendar 上映・展示カレンダー
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The National Museum of Modern Art, Tokyo