11月13日(火)─12月27日(木)/1月8日(火)─2月24日(日)
主催=東京国立近代美術館フィルムセンター、朝日新聞社、チネテーカ・ナチオナーレ11月17日(土)午後1時-午後2時
アドリアーノ・アプラ講演会
(チネテーカ・ナチオナーレ館長)
2月24日(日)午後1時-午後2時
11月17日(土)─ 12月27日(木)/1月8日(火)─ 2月24日(日)
料金=無料
定員=大ホール310名(各回入替制)
料金=共催企画の特別料金
前売1回券:(日時指定・全席自由席)一般1,300円、高校・大学生及び65歳以上1,200円、小学・中学生800円
当日:一般1,500円、高校・大学生及び65歳以上1,400円、小学・中学生1,000円
前売5作品・10作品購入券:郵送での販売となります。詳しい購入手続は当該チラシをご覧になるか、「イタリア映画大回顧」専用電話(03-3561-0825)までお問い合わせください。
■前売1回券は、チケットぴあ(オペレーター電話予約03-5237-9999、Pコード電話予約03-5237-9966)にて、各上映日の2日前まで販売します。11月13日-12月27日の上映分(第1期)については10月13日(土)から、1月8日-2月24日の上映分(第2期)については12月15日(土)から発売します。チケットぴあSPOT、ファミリーマートでも購入することができます。前売1回券は指定の日時にのみ有効で、払い戻しはできません。
■当日券(当日・当該回にのみ有効)は、会場受付にて上映45分前から発売します。ただし、前売券が売り切れた場合は、当日券はございません。前売券の販売状況は「イタリア映画大回顧」公式サイトでもご覧いただけます。
・観覧券は当日・当該回にのみ有効です。
・発券・開場は開映の45分前から行ない、定員に達し次第締切となります。
・開映後の入場はできません。
・1月8日-20日の上映では定員が300名となります。
開室=休館日以外の火曜日─日曜日
(午前10時30分─午後6時/入場は5時30分まで)
開室=休館日、祝日以外の火曜日─金曜日
(午前10時30分─午後6時/入室は5時30分まで)
●本特集では、このNFCカレンダーとは別のスケジュール・チラシも用意していますが、内容はまったく同じものです。
期日:11月17日(土)、2月24日(日)/会場:大ホール(2階)
「イタリア映画大回顧」の開催を機に、イタリアから2人の映画研究家・批評家をお呼びしてイタリア映画史にまつわる2つの講演会を実施します。皆様のご来場をお待ち申し上げます。
●後援:朝日新聞社
●使用言語:イタリア語(日本語への同時通訳付)
●開場:午後0時15分
●入場無料(先着順、定員300名になり次第締切)
セルジョ・トフェッティ氏講演会
(チネテーカ・ナチオナーレ副館長)
Sergio Toffetti
11月17日(土)午後1時-午後2時
1951年トリノ生まれ。これまで数多くの映画関連書籍を執筆、編集しており、以下の編著書がある。
「スタンリー・キューブリック」(1978年)、「ブラック・アフリカの映画」(1987年)、「エリック・ロメール」(1988
年)、「ニュージーランド映画」(1989年)、「フランソワ・トリュフォー」(1989年)、「ジャン=リュック・ゴダー
ル」(1990年)、「ジャン・ルーシュ」(1991年)、「ジャック・リヴェット」(1991年)、「ジャニキアン&リッチ・ル
ッキ」(1992年)、「モーリス・ピアラ」(1992年)、「セルジョ・チッティ」(1993年)、「ヴァレリオ・ズルリーニ」
(1993年)、「キング・ヴィダー」(1994年)、「ジュゼッペ・トルナトーレ」(1995年)、「ロラン・バルトと映画」
(1994年)、「『カビリア』の修復について」(1995年)、「ジュゼッペ・デ・サンティス」(1996年)、「ピエル・
パオロ・パゾリーニ」(1996年)、「無声映画のエロティシズム」(1997年)、「もう一つのイタリア:イタリア映
画の100年」(1998年)、「アルベルト・ソルディ」(1999年)、「セルジョ・レオーネの『続・夕陽のガンマ
ン』」(2000年)、「エデンの後:ヌーヴェル・ヴァーグ以降のフランス映画」(2000年)、「ブラック・アフリカ
の映画」(2001年)。
1991年から98年までトリノ映画博物館映画部門のキュレーターを、1998年にはパリ第3大学(新ソルボンヌ)の客員教授を務めている。
2月24日(日)午後1時-午後2時
1940年、ローマ生まれ。1960年より映画批評を執筆し、1966年には季刊誌「チネマ・エ・フィルム」を 創刊、編集主幹を務める。また同年、ペーザロ国際映画祭の運営に加わり、1978年までに75冊のカタ ログを編集、さらに1990年から1998年まで同映画祭のディレクターを務める。ヴェネツィア国際映画祭、 トリノ国際映画祭、サルソ映画テレビ祭などの映画祭や、ローマ市展示館、ポンピドゥー・センター(パリ)、 ニューヨーク国立近代美術館などでの映画企画でも活躍する。1990年代には日刊紙「アヴァンティ!」 や月刊誌「リセット」の映画批評を担当し、1998年より現職。本年より国際フィルム・アーカイヴ連盟 (FIAF)の運営委員会委員を務めている。
これまでにアンドレ・バザン、ジャン=リュック・ゴダール、クリスチャン・メッツ、アンディ・ウォーホル、ア レッサンドロ・ブラゼッティ、ロベルト・ロッセリーニ、ピエトロ・ジェルミ、ストローブ=ユイレなどについての 編著書があり、イタリア国内外で行われる学会・講演会にも多数参加している。また、ストローブ=ユイレ 監督『オトン』(1970年)で主人公オトンを演じ、長篇劇映画『友へのオリンピア』Olimpia agli amici(1970 年)、記録映画『ローマで撮影-映画による都市』Girato a Roma. Una citta al cinema(1978年)、『ロッセ リーニが見たロッセリーニ』Rossellini vista da Rossellini(1992年)を監督した実績もある。
*チネテーカ・ナチオナーレはイタリア国立映画学校の付属機関です。
*都合により講演者が変更になることがあります。
I-1からI-6までの番組には以下のピアニストによる伴奏が付きます。
アントニオ・コッポラ1956年ローマ生まれ。4歳からピアノを習う。1966年、ローマのコンセルヴァトリオ・ディ・S.チェチリアに 入学し、1977年までピアノはもちろん作曲や指揮も学ぶ。1973年からは演劇のためのピアノ演奏やダン スの振り付けのための作曲を開始する。1975年、初めて無声映画用の音楽作りに関わることでこれに衝 撃的な霊感を授けられ、以後、他の全ての音楽的野心を棄てて、無声映画の伴奏や作曲ために生涯を 捧げることを決意、現在にいたるまで専心している。活躍の場は広く、これまでイタリア国内はもちろん、 世界中の映画祭、またシネマテーク/アーカイヴで演奏を行なっている。1994年、イタリア政府の依頼 により、約3時間の大作『ポムペイ最後の日』(1926年、カルミネ・ガッローネ監督)をフル・オーケストラで 上映するための総譜作曲を行ない、ポンペイのテアトロ・グランデでお披露目されて大成功を収めた。こ れを契機にシネマテーク・フランセーズ、ゴーモン社、チネテーカ・デル・コムーネ・ディ・ボローニャ、シ ネマテカ・ポルチュゲーザ、20世紀フォックス社、チネテーカ・ナチオナーレ等から無声映画のための作 曲が依頼されるようになった。また、国内外のテレビ局からも同様の依頼が続いている。
ステファーノ・マッカーニョ1966年トリノ生まれ。11歳からクラシック・ピアノを習い、後に作曲・指揮も学ぶ。次第にジャズに傾倒、 ジャズ・ピアニストとして、イタリア放送協会(RAI)ラジオ3チャンネルなどに出演するようになる。演劇か ら映画・テレビまで演奏活動の幅は広く、リヴォリ市立音楽学校をはじめ数々の音楽学校で教鞭もとって いる。作曲者としてもエンニオ・モリコーネらから高く評価されており、テレビ・コマーシャルにも多くの音 楽を提供している。1993年より、ボローニャの映画祭「チネマ・リトロヴァート(発見された映画)」やトリノ の映画博物館で無声映画の伴奏ピアニスト兼作曲家として活躍。1998年以降は、ミラノのチネテーカ・ イタリアーナ財団の公式ピアニストとなり、ジョヴァンニ・パストローネ、エミリオ・ギオーネといった自国の 映画監督はもちろん、ジョルジュ・メリエス、D・W・グリフィス、レックス・イングラムからチャールズ・チャッ プリン、バスター・キートン、アルフレッド・マシャン、アルチュール・ロビソンまで広く世界の無声映画の巨 匠作品に音楽を提供し続けている。とりわけパストローネ監督の『カビリア』(1914年)に付けた音楽は評 判となり、トリノに続いて、ポルデノーネの無声映画祭等でも同作品の伴奏を行なった。アントニオ・コッ ポラ氏同様、来日は初めてとなる。
11月17日(土)─12月27日(木)/1月8日(火)─2月24日(日)
上映企画「イタリア映画大回顧」と並行して実施されるこの展示では、フィルムセンターが所蔵する戦後 イタリア映画の日本版ポスター約140点を紹介します。《ネオレアリズモ》の秀作のみならず、艶笑喜劇、 マカロニ・ウェスタンなど幅広いジャンルにわたる映画のポスターを通じて、戦後の日本人がいかにイタ リア映画を受容してきたかが示されるでしょう。
●上記展覧会の詳細につきましては、当該のチラシをご覧ください。