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日本・ポーランド国交回復50周年記念

ポーランド短篇映画選
ウッチ映画大学の軌跡

Polish Short Film Selection: Masterpieces of the Łódź Film School
Wybór polskich filmów krótkometrażowych:
Arcydzieła Łódzkiej Szkoły Filmowej
2007.9.18-9.30
作品詳細
5 9/20(木) 2:00pm 9/29(土) 3:00pm  
ポーランド短篇名作選集2(計85分)
[英語字幕のみ]

いつもと同じ一日
Jak co dzień…
(11分・35mm・白黒)

ポーランドを代表するドキュメンタリスト、カラバシュの作品(記録映画)。鉄道を舞台にした社会主義色の濃い作品ではあるが、随所に構図の面白さが見られる。

’55(監)(脚)カジミェシュ・カラバシュ(1933-) (撮)ズビグニェフ・カルポヴィチ

舟は夜明けに出港する
Łodzie wypłyną o świcie
(15分・35mm・白黒)

漁師たちの生活を題材にしたフィクション的要素を持つドキュメンタリー。海に反射する朝日の色が印象に残る。

’55(監)(脚)リシャルト・ベル(1933-2004) (撮)ヴィトルト・ソボチンスキ

パーティーをぶち壊そう
Rozbijemy zabawę
(9分・35mm・白黒) 

パーティー好きのポランスキは、学校で破天荒なパーティーを企画する。知り合いのフーリガンにそれをぶち壊しに来てもらい、フィルムに収めた。これによりポランスキが放校されかけたというのも伝説になっている。

’57(監)(脚)ロマン・ポランスキ (撮)マレク・ノヴィツキ、アンジェイ・ガリンスキ (音)クシシュトフ・コメダ (出)ヤン・ルトキェヴィチ

いざこざ 
Konflikty 
(7分・35mm・パートカラー)

共産主義の検閲を皮肉ったアニメーション映画。ピストルでみんな死んでしまう映画を、3人の検閲官がハッピー・エンドに変えてしまう。

’60(監)ダニエル・シュチェフラ(1930-) (撮)スタニスワフ・シリスコフスキ (音)エドワルト・パウワシュ (出)イレナ・カミンスカ、ユリアン・ジェイモ、イェジー・ルツキ

不用品をどうぞ
Każdemu to, czego mu wcale nie trzeba
(12分・35mm・白黒) 

1967年ウッチ学生映画祭受賞作品。独特の実験映画理論で知られるクルリキェヴィチ監督の習作。撮影は現在ハリウッドの第一線で活躍しているスワヴォミル・イジャク。

’66(監)グジェゴシュ・クルリキェヴィチ(1939-) (撮)スワヴォミル・イジャク (出)アリナ・ソハ、アンジェイ・コヴァレフスキ、マレク・ピヴォフスキ

カーク・ダグラス
Kirk Douglas
(10分・35mm・白黒)

カーク・ダグラスが学校を訪問した模様をアイロニカルに記録したドキュメンタリー。当時の学生たちの熱気が伝わってくる。名優は、即席のセットでポーランド人学生相手に西部劇を演じてみせる。

’66(監)(撮)フェリドゥン・エロル(1938-)、マレク・ピヴォフスキ(1935-)

リクエスト番組
Koncert życzeń
(16分・35mm・白黒)

キェシロフスキの習作。恋人とバイクで旅行中の青年が道にテントを落とし、それを若者たちがひろう。彼らはテントと引き換えに彼女を差し出すように言う。

’67(監)(脚)(出) クシシュトフ・キェシロフスキ (撮)レホスワフ・チシェンソフスキ (出)エヴァ・コナルスカ、イェジー・フェドロヴィチ、ヴァルデマル・コジェニョフスキ

構成6800
Skład 6800
(5分・35mm・カラー)

リプチンスキが『四角』と同年に作った作品。アナログ映像ながらデジタル的な要素を彷彿とさせる。

’72(監)(脚)ズビグニェフ・リプチンスキ

Calendar 上映・展示カレンダー
上映・展示カレンダー
The National Museum of Modern Art, Tokyo