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日本インディペンデント映画史シリーズ②
ぴあフィルムフェスティバル
の軌跡 vol.2

The History of Japanese Independent Cinema II
Retrospective of Pia Film Festival vol.2
2009.6.30-7.24
作品詳細
16 7/8(水) 6:00pm 7/18(土) 0:00pm  
to Mayu
(8分・16mm・カラー)

92年(第15回)優秀作品賞受賞。いとこの長女・真由へ宛てた、モノローグ形式の“手紙映画”。乳房にシコリができて癌検診を受ける作者の姿に川辺で遊ぶ真由の姿をインサートしながら、成長期の不安と寂しさ、その先にある性の自覚を表現していく。

’92(監)(制)(脚)(撮)(出)隅井朝子(撮)デナ・ペニントン、クリストファー・アンダーソン(出)野口真由、テレサ・リベイロ

悲しいだけ
(17分・8mm・カラー)

94年(第17回)ノミネート。スリをしている護と園子。護に想いを寄せる園子の兄・大史。大史が護を釣りに誘った日曜日、3人の想いは頂点に達する。ゆっくりと崩れ出す人のつながりを、確かな構成、脚本、演技力で描き出す。豊島圭介はテレビ・シリーズ「怪談新耳袋」「怪奇大家族」などの演出に参加、劇場作品には『幽霊VS宇宙人』(2002年)『怪談新耳袋 ノブヒロさん』(2006年)など。

’94(監)(制)(脚)豊島圭介(撮)葛生賢(音)原野守弘(出)奥村康代、関口卓臣、原口大史

灼熱のドッジボール
(15分・16mm・カラー)

92年(第15回)グランプリ、最優秀女優賞、観客賞受賞。東京に転校していく少女への想いを託して、河川敷で最後のドッジボールに興じる高校生たち。のんびりとした時間の流れと発車の時刻が迫る緊迫感が別れのドラマに起伏をもたらす。古厩智之は第8回PFFスカラシップ作品『この窓は君のもの』(1993年)で日本映画監督協会新人賞を受賞。新作『ホームレス中学生』が昨年公開された。

’92(監)(制)(脚)古厩智之(撮)青柳省吾(録)今村豊(出)清水優雅子、松島創、仲野麻貴

家族ケチャップ
(37分・16mm・カラー)

92年(第15回)審査員特別賞受賞。自分を捨てた父、ないがしろにした母。両親と対決する青年の姿を追った異色のドキュメンタリー。主人公は作者の友人で、映画は一家のプライバシーをすべて露出させていく。タブーをぶち破ろうと結託した工藤監督と主人公が、カメラの前と後でギリギリのせめぎあいを繰り広げる。

’92(監)(脚)工藤義洋(制)小川浩二、中原貴世子(撮)藤井勇、忠田隆造

■(監)=監督 (制)=制作 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (照)=照明 (美)=美術 (編)=編集 (録)=録音 (音)=音楽 (出)=出演
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The National Museum of Modern Art, Tokyo