開催予定の上映

  • 2019.1.8 - 1.27
  • 上映企画

国立映画アーカイブ開館記念
映画プロデューサー 黒澤満

Inaugurating NFAJ: Mitsuru Kurosawa: A Film Producer

2019年1月8日(火)-1月27日(日)

★各回の開映後の入場はできません。
1月の休館日:月曜日、2018年12月24日(月)-2019年1月3日(木)
※空調工事等のため、1月28日(月)-3月末は休館します。

主催:国立映画アーカイブ
協力:株式会社セントラル・アーツ、東映ビデオ株式会社

会場:長瀬記念ホール OZU(2階)
定員:310名(各回入替制・全席自由席)

当日券についてはこちらをご覧ください。

前売券についてはこちらをご覧ください

概要

NFAJプログラムNo.10
PDF版でもご覧いただけます↑

 多くの大手スタジオが大作一本立て路線へと転換していた1978年、1本の小品が映画ファンの心をとらえました。その作品『最も危険な遊戯』は、村川透監督と仙元誠三キャメラマンによるスタイリッシュで陰影に富んだ映像や、新進スター・松田優作の身体的魅力に満ちた犯罪アクションでした。そして彼らを起用し作品をプロデュースした黒澤満=東映セントラルフィルムは、撮影所を持たず、固定したスタッフもほとんどいなかったにもかかわらず、魅力的な企画と優秀な人材を核とした、機動力のある野心的な映画作りに挑み、撮影所衰退期において質の高い娯楽作品を多作します。『最も危険な遊戯』以後40年、途中セントラル・アーツと名称を変えながら、映画ファンをワクワクさせる個性的な映画を、現在に至るまで世に送り出してきました。
 国立映画アーカイブでは、この巨大な足跡に敬意を表し、上映企画「国立映画アーカイブ開館記念 映画プロデューサー 黒澤満」を開催します。黒澤の200本以上に及ぶ膨大なプロデュース作品の中から20作品を厳選し、『最も危険な遊戯』など松田優作主演作をはじめ、舘ひろしや仲村トオルの出世作、角川映画と組んだ話題作、大人気TVシリーズの劇場版、新進気鋭の若手監督の長篇デビュー作、オリジナルビデオの野心作など多岐にわたる作品を上映します。会期中には黒澤と縁の深い映画人によるトークイベントも開催します。皆さまのご来場をお待ちしています。

黒澤満プロデューサーは2018年11月30日に逝去されました。本企画への御協力に深く感謝申し上げると共に、謹んで哀悼の意を表します。
 

黒澤満プロフィール(作成協力:日活株式会社)

1933年生まれ。1955年日活入社。新宿日活営業係を経て1958年に梅田日活の支配人に抜擢される。1963年、半年のみ名古屋日活の支配人として異動するが、再び梅田日活の支配人に復帰。1969年、日活関西支社宣伝課長となる。1970年、俳優部次長として製作の現場に呼ばれ、その後映像本部長室長に就く。1971年、日活がロマンポルノ路線へと転換して以降、その企画製作の中核として多くのロマンポルノ作品をプロデュースする。1972年に企画製作部長、1973年に撮影所長に就任。1977年、日活を退社した後、東映芸能ビデオに入社。同年に東映が新たに立ち上げた東映セントラルフィルム(その製作部門が、のちセントラル・アーツに発展)に招聘され、翌年公開の第1回作品『最も危険な遊戯』が話題となる。以後、数多くの映画やTV作品をプロデュースし続けた。株式会社セントラル・アーツ代表取締役社長。2007年、文化庁映画賞(映画功労部門)受賞。2013年、毎日映画コンクール特別賞受賞。

 

本特集へのメッセージ

私がセントラル・アーツにいた約10年間、現場で働く殆どの人が、自分や自分の家族のため、だけではなく、黒澤さんのために頑張っているように見えました。当の黒澤さんだけが、いつも自分以外の誰かや何かのために、企画を考え、現場を整え、作品を作っていました。誰もが、本当に誰もが黒澤さんを尊敬していました。

―――仲村トオル(俳優)

 

(監)=監督 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。

トークイベント 1.最も危険な遊戯 (89分・1978・東映セントラルフィルム=東映芸能ビデオ・監:村川透) 2.真夜中の挑戦 皮ジャン反抗族 (82分・1978・東映セントラルフィルム・監:長谷部安春) 3.蘇える金狼 (131分・1979・角川春樹事務所・監:村川透) 4.ヨコハマBJブルース (112分・1981・東映セントラルフィルム・監:工藤栄一) 5.死の断崖 (93分・1982・日本テレビ=セントラル・アーツ・監:工藤栄一) 6.Wの悲劇 (109分・1984・角川春樹事務所・監・脚:澤井信一郎) 7.それから (130分・1985・東映・監:森田芳光) 8.ビー・バップ・ハイスクール (95分・1985・セントラル・アーツ・監:那須博之) 9.ボクの女に手を出すな (95分・1986・東映=バーニングプロダクション・監・脚:中原俊) 10.ラブ・ストーリーを君に (104分・1988・東映=オスカープロモーション・監:澤井信一郎) 11.またまたあぶない刑事 (95分・1988・東映=日本テレビ・監:一倉治雄) 12.・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・ (90分・1988・東映=日本テレビ・監:榎戸耕史) 13.六本木バナナ・ボーイズ (90分・1989・東映・監:成田裕介) 14.べっぴんの町 (103分・1989・東映・監:原隆仁) 15.カルロス (92分・1991・東映ビデオ=きうちかずひろ=講談社・監・原:きうちかずひろ) 16.襲撃 BURNING DOG (104分・1991・東映ビデオ・監・脚:崔洋一) 17.ニューヨークUコップ (88分・1993・東映ビデオ・監:村川透・原:上之二郎) 18.XXダブルエックス 美しき狩人ハンター (90分・1994・東映ビデオ・監:小沼勝) 19.時雨の記 (116分・1998・セントラル・アーツ=フジテレビジョン=東映ビデオ・監・脚:澤井信一郎) 20.行きずりの街 (123分・2010・「行きずりの街」製作委員会・監:阪本順治)

上映作品詳細

トークイベント

  • 2019年1月12日2:05 PM - 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU

1月12 日(土)2:05pm-3:00pm(終了時刻は予定)
ゲスト:丸山昇一(脚本家)、山根貞男(映画評論家)

黒澤満プロデュース作品で多くの脚本を執筆された丸山昇一さんと、映画評論家の山根貞男さんに、黒澤プロデューサーとセントラル・アーツ作品について語っていただきます。

*入場無料
*当日1回目の上映をご覧になった方は、そのままトークイベントに参加することができます。トークイベントのみの参加もできます。


1最も危険な遊戯(89分・35mm・カラー)

  • 2019年1月8日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月17日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月26日10:30 AM@長瀬記念ホール OZU

1978(東映セントラルフィルム=東映芸能ビデオ)(企画)黒澤満、伊地智啓(監)村川透(脚)永原秀一(撮)仙元誠三(美)小林正義(音)大野雄二(出)松田優作、田坂圭子、荒木一郎、市地洋子、草野大悟、内田朝雄、見明凡太朗、名和宏、入江正徳

アウトローの殺し屋・鳴海昌平(松田)の活躍を描く「遊戯」シリーズの1作目であり、東映セントラルフィルムの記念すべき第1作。鳴海は財界人の連続誘拐事件解決に雇われるも、やがて巨大な権力機構に追われる身となっていく。低予算、短期間でのオールロケ撮影という厳しい条件にもかかわらず、黒澤が起用した映画人たちのプロフェッショナルな創意工夫により、見事な娯楽作に仕上がった。


2真夜中の挑戦 皮ジャン反抗族(82分・35mm・カラー)

  • 2019年1月8日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月19日10:30 AM@長瀬記念ホール OZU

1978(東映セントラルフィルム)(企画)黒澤満、伊藤亮爾(監)長谷部安春(脚)白坂依志夫(撮)山崎敏郎(美)佐谷晃能(音)長戸大幸(出)舘ひろし、夏樹陽子、森下愛子、八城夏子、山科ゆり、加藤大樹、白川和子、内田裕也、秋山敏和、片桐竜次

自動車修理工場で働く新治(舘)の欲望のはけ口は、深夜のバイクとディスコだった。ある夜、ディスコでの争いを収めた新治はメグ(夏樹)に目をつけられ、若者たちのグループと摩擦を起こしていく。バイクチーム「クールス」のリーダーから俳優となった舘ひろしの出世作。舘はこの後、『薔薇の標的』(1980、村川透)「あぶない刑事」シリーズ(1986~)など、セントラル・アーツを象徴する俳優の一人となっていく。


3蘇える金狼(131分・35mm・カラー)

  • 2019年1月9日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月19日1:00 PM@長瀬記念ホール OZU

1979(角川春樹事務所)(プロデュ-サー)黒澤満、紫垣達郎、伊藤亮爾(監)村川透(原)大藪春彦(脚)永原秀一(撮)仙元誠三(美)佐谷晃能(音)ケーシー・D・ランキン(出)松田優作、風吹ジュン、佐藤慶、成田三樹夫、小池朝雄、草薙幸二郎、真行寺君枝、千葉真一、安部徹、岸田森、待田京介、トビー門口、南原宏治

普段はうだつのあがらない大企業のサラリーマン(松田)が、己の肉体と頭脳を武器に会社の乗っ取りを企てるピカレスク・ロマン。「遊戯」シリーズに触発された角川春樹が、黒澤に同布陣での制作を依頼、見事大ヒットを記録した。本作以降、黒澤は1987年の『恋人たちの時刻』(澤井信一郎監督)までに12本の角川映画の制作を手がけた。


4ヨコハマBJブルース(112分・35mm・カラー)

  • 2019年1月9日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月24日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU

1981(東映セントラルフィルム)(企画)黒澤満、岡田裕(監)工藤栄一(原・出)松田優作(脚)丸山昇一(撮)仙元誠三(美)今村力(音)クリエイション(出)辺見マリ、蟹江敬三、田中浩二、山田辰夫、山西道広、鹿沼エリ、岡本麗、財津一郎、馬渕晴子、宇崎竜童、内田裕也

ロック歌手をする傍ら探偵業などで日々をしのぐ“BJ”(松田)が、親友の刑事(内田)を目の前で殺され、危険な陰謀に巻き込まれていく。『ロング・グッドバイ』(1973、ロバート・アルトマン)に着想を得て松田優作と丸山昇一が作り上げた物語を、工藤栄一がハードボイルドに演出。全篇ロケーション撮影がなされた横浜の魅力が光る。


5死の断崖(93分・16mm・カラー)

  • 2019年1月10日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月19日4:30 PM@長瀬記念ホール OZU

1982(日本テレビ=セントラル・アーツ)(プロデューサー)山口剛、黒澤満、伊地智啓(監)工藤栄一(原)菊島隆三(脚)高橋正康(撮)仙元誠三(美)菊川芳江(音)木森敏之(出)松田優作、夏木マリ、一色彩子、竹田かほり、田口計、中島葵、岡田英次

日本テレビ系列の「火曜サスペンス劇場」枠で放映されたドラマ。貧しい炭坑出身だが今は大手商社の有能な社長秘書となった青年・尾形(松田)。社長の大橋(岡田)からの信頼も厚かったが、恋仲になった社長令嬢(一色)との結婚を反対され、次第に反目し合うようになっていく。『蘇える金狼』の逆パターンを行くかのように、松田優作がエリート・サラリーマンの転落を情感豊かに演じきった。


6Wの悲劇(109分・35mm・カラー)

  • 2019年1月10日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月20日1:15 PM@長瀬記念ホール OZU

1984(角川春樹事務所)(プロデューサー)黒澤満、伊藤亮爾、瀬戸恒雄(監・脚)澤井信一郎(原)夏樹静子(脚)荒井晴彦(撮)仙元誠三(美)桑名忠之(音)久石譲(出)薬師丸ひろ子、世良公則、蜷川幸雄、清水綋治、高木美保、仲谷昇、絵沢萠子、藤原釜足、志方亜紀子、三田村邦彦、三田佳子

劇団「海」の研究生・三田静香(薬師丸)は、看板女優・羽鳥翔(三田)のスキャンダルを肩代わりする代わりに、次回公演「Wの悲劇」の主役の座を約束されるが…。原作を劇中劇にするという大胆な脚色や演技の持続を凝視する長廻しの多用などの演出に導かれ、薬師丸ひろ子自身のペルソナが、虚構を生きる女優という作品の主題と生々しく交錯し、数々の名場面を生んだ。1980年代の日本映画を代表する作品の一つ。


7それから(130分・35mm・カラー)

  • 2019年1月11日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月26日1:30 PM@長瀬記念ホール OZU

1985(東映)(プロデューサー)黒澤満、藤峰貞利(監)森田芳光(原)夏目漱石(脚)筒井ともみ(撮)前田米造(美)今村力(音)梅林茂(出)松田優作、藤谷美和子、小林薫、美保純、森尾由美、川上麻衣子、笠智衆、草笛光子、風間杜夫、中村嘉葎雄

『家族ゲーム』(1983)などにより新世代の感性を注目され、一線に躍り出た直後の森田芳光が、漱石の映画化に挑んだ作品。「明治もの」未経験の森田のために、黒澤は要所に経験豊かなスタッフを起用した。原作の精神を忠実に写し取ろうとする一方で、時代考証は必ずしも厳密になされず、森田のイメージの中の明治時代が追求されている。主人公の心象風景を表す幻想的な映像も印象に残る。

*1月26日(土)1:30amの回はバリアフリー上映を行います。詳細はこちら


8ビー・バップ・ハイスクール(95分・35mm・カラー)

  • 2019年1月13日11:00 AM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月23日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

1985(セントラル・アーツ)(プロデューサー)黒澤満、紫垣達郎(監)那須博之(原)きうちかずひろ(脚)那須真知子(撮)森勝(美)大嶋修一(音)渡辺博也(出)清水宏次朗、仲村トオル、中山美穂、宮崎ますみ、小沢仁志、木下秀樹、田中春男、阿藤海、地井武男

大人気漫画の映画化第1作。喧嘩には滅法強いが、学園のマドンナ今日子(中山)にだけは弱い不良高校生のヒロシ(清水)とトオル(仲村)が繰り広げる、破天荒な学園抗争劇。念願のアクション映画の監督に抜擢された那須博之のダイナミックな演出の下、常軌を逸した熱量で不良たちが暴れまわる。オーディションに合格して主役の座を射止めた清水宏次朗と仲村トオルはこの作品が出世作となり、映画も1988年の第6作まで続く人気シリーズとなった。


9ボクの女に手を出すな(95分・35mm・カラー)

  • 2019年1月11日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月23日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU

1986(東映=バーニングプロダクション)(プロデューサー)黒澤満、伊藤亮爾、紫垣達郎、遠藤茂行(監・脚)中原俊(原)桑原譲太郎(脚)斎藤博(撮)鈴木耕一(美)中澤克巳(音)川村栄二(出)小泉今日子、石橋凌、山田哲平、森下愛子、夏八木勲、金子美香、河原崎次郎、山田辰夫、千石規子、宍戸錠、岩崎加根子

元不良少女のひとみ(小泉)は、弁護士の加島(石橋)に苦境を救われ、大富豪・米倉家の幼い跡取り・進(山田哲平)の家庭教師となるが、やがて進の誘拐事件に巻き込まれてしまう…。当時人気絶頂の小泉今日子が新鋭・中原俊と組み、自由奔放な魅力を発揮している。薬師丸ひろ子主演の『紳士同盟』(那須博之監督)と二本立てで東映の正月映画として公開された。


10ラブ・ストーリーを君に(104分・35mm・カラー)

  • 2019年1月15日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月20日10:30 AM@長瀬記念ホール OZU

1988(東映=オスカープロモーション)(企画)黒澤満、古賀誠一(監)澤井信一郎(原)ディディエ・ドゥコワン(脚)丸山昇一(撮)仙元誠三(美)桑名忠之(音)朝川朋之(出)後藤久美子、仲村トオル、佐藤友美、露口茂、緒形拳、柳沢慎吾、戸浦六宏、丘みつ子、岸洋子、三田佳子、高峰三枝子

大学の山岳部員・明(仲村)は、かつて家庭教師をした少女・由美(後藤)の母親(佐藤)から、由美が白血病で半年しか余命がなく、残りの人生を輝かせるために恋の相手になって欲しいと頼まれる。原作を読んで以来ずっと映画化を狙っていた黒澤が、自ら後藤久美子の所属事務所に持ちかけて実現した渾身の青春映画。台詞とアクションによって的確に抒情を積み上げていく澤井の演出も光る。


11またまたあぶない刑事(95分・35mm・カラー)

  • 2019年1月18日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月26日4:45 PM@長瀬記念ホール OZU

1988(東映=日本テレビ)(他)岡田晋吉、清水欣也、黒澤満(監)一倉治雄(脚)柏原寛司、大川俊道(撮)藤沢順一(美)小林正義(音)志熊研三(出)舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオル、中条静夫、木の実ナナ、伊武雅刀、宮崎美子、ベンガル、山西道広、片桐竜次、有川博、赤井英和

セントラル作品で育った舘ひろしと柴田恭兵が、横浜・港署の刑事に扮して大人気となったTVシリーズ「あぶない刑事」(1986-87)の劇場版第2作。二人の絶妙なかけ合いから生まれる都会的なダンディズムと軽快なユーモアに加え、映画ならではの激しいアクションが見どころ。TVシリーズの演出として一本立ちした一倉治雄は、本作で劇場長篇デビューを飾った。


12・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・(90分・35mm・カラー)

  • 2019年1月12日4:30 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月18日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

1988(東映=日本テレビ)(企画)岡田晋吉、黒澤満(監)榎戸耕史(原・脚)丸山昇一(撮)浜田毅(美)種田陽平(音・出)近藤敦(出)古村比呂、玉置浩二、村上里佳子、鳥越マリ、河合美智子、秋野太作、鶴見辰吾、岡本麗、片桐はいり、寺田農、小林稔侍、三浦友和

見合い相手として出会った広子(古村)と健二(近藤)が、広い東京の街で偶然に再会、お互いを再発見し、共に夜明けを迎えるまでの20時間を描く。物語は一見偶然に進んでいくかに見えて、いくつもの周到な演出的仕掛けによってなめらかに躍動し、「ふたりぼっち」である他はない女と男の存在を瑞々しく浮かび上がらせていく。榎戸耕史の鮮烈な監督デビュー作。


13六本木バナナ・ボーイズ(90分・35mm・カラー)

  • 2019年1月13日1:30 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月25日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

1989(東映)(企画)黒澤満、岡田裕介(監)成田裕介(原)喜多嶋隆(脚)柏原寛司(撮)柳島克己(美)小澤秀高(音)飛澤宏元(出)仲村トオル、清水宏次朗、森川由加里、RIKACO、香川照之、カトリーナ・ケーシー、杉本哲太、高橋克典、千石規子

六本木で共に生まれ育ったリョウ(仲村)とテツ(清水)が、仲間たち(森川、香川、杉本)を巻き込みながら、謎の美女(ケーシー)をめぐって地元を仕切るやくざ組織と大騒動を繰り広げる。TVシリーズ「あぶない刑事」でデビューした成田裕介の劇場長篇デビュー作で、『ビー・バップ・ハイスクール』の人気コンビが学ランを脱ぎ捨てて共演した、アクション満載の青春映画。


14べっぴんの町(103分・35mm・カラー)

  • 2019年1月13日4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月24日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

1989(東映)(企画)黒澤満(監)原隆仁(原)軒上泊(脚)柏原寛司(撮)宗田喜久松(美)中村州志(音)埜邑紀見男(出)柴田恭兵、田中美佐子、本木雅弘、つみきみほ、和久井映見、倉田てつを、村上雅俊、片桐竜次、上田耕一、峰岸徹、川地民夫、笑福亭鶴瓶

少年院で教官をしていた探偵(柴田)のもとに社長令嬢(和久井)捜索の依頼が来る。探偵は少年院時代の教え子でエリートやくざの左山(本木)の助力を得て仕事を開始するが…。TV「西武警察PartⅢ」(1983-84)でデビューした原隆仁監督の劇場長篇デビュー作。「あぶない刑事」で爆発的な人気を得た柴田恭兵の個性を最大限に活かしたセントラル・アーツ作品らしいハードボイルド・アクション。


15カルロス(92分・16mm・カラー)

  • 2019年1月15日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月27日10:30 AM@長瀬記念ホール OZU

1991(東映ビデオ=きうちかずひろ=講談社)(企画)黒澤満(監・原)きうちかずひろ(脚)木内一雅(撮)仙元誠三(美)大嶋修一(音)大谷和夫(出)竹中直人、チャック・ウィルソン、春川ますみ、寺尾友美、山田吾一、片桐竜次、大場明之、成瀬正孝、大木実

ブラジルで警官殺しの罪で指名手配され、東京に潜伏した日系3世のカルロス(竹中)。やくざ組織の跡目争いのヒットマンとして利用された彼は、次第に組織を壊滅に追い込んでいく。漫画『BE-BOP-HIGHSCHOOL』で知られるきうちかずひろのオリジナル企画で、きうちは監督にも初挑戦。竹中直人やチャック・ウィルソンの怪演も光る、異色のバイオレンス・アクションとなった。


16襲撃 BURNING DOG(104分・16mm・カラー)

  • 2019年1月17日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月27日1:15 PM@長瀬記念ホール OZU

1991(東映ビデオ)(企画)黒澤満(監・脚)崔洋一(脚)鄭義信(撮)佐光朗(美)今村力、福澤勝広(音)早坂紗知(出)又野誠治、熊谷真実、内藤剛志、金久美子、ユキオヤマト、六平直政、朱源実、伊藤洋三郎、真木洋子、芹明香

かつて強盗仲間だったシュウ(又野)とメイ(熊谷)と多久次(内藤)が沖縄で再会。今は米軍基地の清掃員として堅気となっていた多久次だが、基地に持ちこまれる大金の存在を知るや、シュウに新たな襲撃計画を持ちかける。崔洋一監督が1965年に米軍基地で起きた実際の事件に材をとり、『友よ、静かに瞑れ』(1985)『Aサインデイズ』(1989)に続いて沖縄を舞台にした東映Vシネマの秀作。


17ニューヨークUコップ(88分・DCP・カラー)

  • 2019年1月22日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月27日4:00 PM@長瀬記念ホール OZU

1993(東映ビデオ)(コーエグゼクティブ・プロデューサー)黒澤満、ジョセフ・ウルフ(監)村川透(原)上之二郎(脚)柏原寛司(撮)ピーター・ファーンバーガー(美)スーザン・ボールス(音)ボブ・ミソフ(出)仲村トオル、チャド・マックイーン、アンドレアス・カツーラス、コナン・リー、ミラ・ソルヴィーノ、トニー・シリコ

サンフランシスコからニューヨークにやってきた刑事トシ(仲村)はマンハッタンのギャング団に潜入し、その背後にある巨大な拳銃密売組織の黒幕に迫ろうとする。90年代初頭のニューヨークの下町にオールロケし、さびれた風景を最大限に取り込みつつ、次から次へと切れ味鋭いアクションが展開する村川透の隠れた秀作。東映Vシネマのスケールアップを狙った「Vアメリカ」の第2弾。


18XXダブルエックス 美しき狩人ハンター(90分・16mm・カラー)

  • 2019年1月16日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月25日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU

1994(東映ビデオ)(企画)黒澤満、松田仁(監)小沼勝(原)花村萬月(脚)高橋洋(撮)仙元誠三(美)今村力(音)長内悟(出)久野真紀子、ジョニー大倉、清水綋治、渡嘉敷勝男、三田村賢二、風間舞子、高岡良平、廣瀨昌亮、北川たか子、長坂しほり

裏社会の組織が関わる修道院で幼い頃から人殺しを覚えさせられ、無敵の殺し屋に成長した女性・紫苑しおん(久野)。だが殺しの現場の証拠写真を押さえられたことから、秘密を探るカメラマン(大倉)と交わり恋を知る。女に目覚めた紫苑はもはやただの殺人マシーンではなくなっていた。東映Vシネマの人気シリーズとなった「XX」シリーズの第2作。


19時雨の記(116分・35mm・カラー)

  • 2019年1月16日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月20日4:00 PM@長瀬記念ホール OZU

1998(セントラル・アーツ=フジテレビジョン=東映ビデオ)(企画)黒澤満、村上光一(監・脚)澤井信一郎(原)中里恒子(脚)伊藤亮二(撮)木村大作(美)桑名忠之(音)久石譲(出)吉永小百合、渡哲也、佐藤友美、原田龍二、天宮良、細川直美、裕木奈江、佐藤允、岩崎加根子、前田吟、金久美子、林隆三

昭和の終わり、かつて一目惚れした女性・多江(吉永)と20年ぶりに再会した孝之助(渡)は、一途な想いを彼女にぶつけ、不倫と知りつつ逢瀬を重ねる。ある日、病に倒れた彼を看病する妻(佐藤)を見て多江は身を引く決意をするが…。日活時代の『愛と死の記録』(1966、蔵原惟繕)以来の吉永小百合と渡哲也の共演が話題となった。


20行きずりの街(123分・35mm・カラー)

  • 2019年1月12日12:00 PM@長瀬記念ホール OZU
  • 2019年1月22日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

2010(「行きずりの街」製作委員会)(製作)黒澤満(監)阪本順治(原)志水辰夫(脚)丸山昇一(撮)仙元誠三(美)小澤秀高(音)安川午朗(出)仲村トオル、小西真奈美、南沢奈央、窪塚洋介、菅田俊、うじきつよし、大林丈史、でんでん、宮下順子、佐藤江梨子、谷村美月、杉本哲太、ARATA、石橋蓮司、江波杏子

郷里の丹波で塾講師をする波多野(仲村)は、東京に出て行った教え子(南沢)の行方を探すうち、女子高の教師をしていた彼自身の消せない過去と向き合うことになる。黒澤が『新・仁義なき戦い』(2000)『カメレオン』(2008)で組んだ阪本順治を再度指名し、丸山昇一(脚本)、仙元誠三(撮影)、渡辺三雄(照明)も久々に集結した、セントラル・アーツのDNAを感じさせるサスペンス映画。


■作品によって開映時間が異なりますのでご注意ください。

2019年1月8日

11:00 AM 開館

2019年1月8日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月8日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月9日

11:00 AM 開館

2019年1月9日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月9日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月10日

11:00 AM 開館

2019年1月10日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月10日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月11日

11:00 AM 開館

2019年1月11日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月11日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月12日

11:00 AM 開館

2019年1月12日12:00 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月12日2:05 PM - 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月12日4:30 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月13日

10:00 AM 開館

2019年1月13日11:00 AM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月13日1:30 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月13日4:00 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月15日

11:00 AM 開館

2019年1月15日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月15日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月16日

11:00 AM 開館

2019年1月16日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月16日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月17日

11:00 AM 開館

2019年1月17日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月17日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月18日

11:00 AM 開館

2019年1月18日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月18日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月19日

9:45 AM 開館

2019年1月19日10:30 AM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月19日1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月19日4:30 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月20日

9:45 AM 開館

2019年1月20日10:30 AM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月20日1:15 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月20日4:00 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月22日

11:00 AM 開館

2019年1月22日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月22日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月23日

11:00 AM 開館

2019年1月23日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月23日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月24日

11:00 AM 開館

2019年1月24日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月24日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月25日

11:00 AM 開館

2019年1月25日3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月25日7:00 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月26日

9:45 AM 開館

2019年1月26日10:30 AM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月26日1:30 PM@長瀬記念ホール OZU
*バリアフリー上映 7それから(130分)
2019年1月26日4:45 PM@長瀬記念ホール OZU

2019年1月27日

9:45 AM 開館

2019年1月27日10:30 AM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月27日1:15 PM@長瀬記念ホール OZU
2019年1月27日4:00 PM@長瀬記念ホール OZU

トークイベントのお知らせ

1月12 日(土)2:05pm-3:00pm(終了時刻は予定)
ゲスト:丸山昇一(脚本家)、山根貞男(映画評論家)

黒澤満プロデュース作品で多くの脚本を執筆された丸山昇一さんと、映画評論家の山根貞男さんに、黒澤プロデューサーとセントラル・アーツ作品について語っていただきます。

*入場無料
*当日1回目の上映をご覧になった方は、そのままトークイベントに参加することができます。トークイベントのみの参加もできます。

『それから』バリアフリー上映のお知らせ

1月26日(土)1:30pmの回は、聴覚障害者の方のために字幕投影と、映画の音声を増幅する磁気ループシステム座席をご用意しています。また、視覚障害者向けの音声ガイドはFM配信し、ラジオ貸出もいたします。

磁気ループ(30席)と音声ガイドラジオ(20台)はメールまたはFAXによる事前予約制です。受付票をメールアドレスあるいはご記入いただいた連絡先に返信いたします。その際、当日の入場方法につきましてもご連絡いたします。
※磁気ループご希望の方は磁気コイル付補聴器(“T”マーク付補聴器)をご持参下さい。
※ラジオとイヤホンをお持ちの方も事前にご連絡いただければお席をお取りします。ラジオは周波数88.5MHzにあわせてください。

字幕をご覧になる方は予約は不要です。入場方法につきましては前売・当日券に関するページをご覧ください。

メールおよびFAX予約方法
下記事項についてご記入のうえ、お申込みください。
件名:磁気ループ/音声ガイド(どちらかご記入ください)
記入事項:①来場者全員(付添者含む)のお名前と、盲導犬(聴導犬)の有無
     ②磁気ループ希望席数/ラジオ希望台数
     ③返信用連絡先(当日も連絡がとれる電話またはメールアドレス)

※日曜日、月曜日および年末年始(12月27日~1月3日)は返信ができません。
※個人情報は上記の目的にのみ使用し、使用後は適切に廃棄します。
※開映後の入場はできません。

締切:1月11日(金)
  ※定員に達し次第、締め切ります。
申込先:Eメールassist@nfaj.go.jp 
    Fax: 03-3561-0830
協力:社会福祉法人 聴力障害者情報文化センター、Palabra株式会社

 

当日券(発券=2階受付)

料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円、障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料

◆当日券でご入場される方には、開館と同時に、当日上映される全ての回の入場整理券を1階ロビーにて発券します。

・各回の開映後の入場はできません。
・当日券の発券は、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・当日券の発券は各回1名につき1枚のみです。

 

入場方法
①前売券をお持ちの方は、開場時(開映30分前)に、前売券に記載された整理番号順にご入場いただけます。
②その後は、当日券の整理券をお持ちの方が、整理番号順にご入場いただけます。前売券をお持ちの方は、随時ご入場いただけます。
・前売券・当日券は当日・当該回のみ有効です。

前売券

12月25日(火)10時より、チケットぴあにて全上映回の前売券(全席自由席・各100席分)を販売します。
[Pコード:559-312]

前売料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円

・別途発券手数料がかかります。
・各回の開映後の入場はできません。
・学生、シニア(65歳以上)の方は証明できるものをご提示下さい。

 

前売券の購入方法

Pコード:559-312

チケットぴあ店舗、セブンイレブンで購入

1225日(火)より各プログラムの前日まで

⇒前売料金に加え、1枚につき発券手数料108円がかかります。

受付電話(0570-02-9999)で購入

1225日(火)より各プログラムの4日前23:59まで購入可能

⇒前売料金に加え、1枚につき発券手数料108円がかかります。

※毎週火・水230分~530分はシステムメンテナンスのため受付休止となります。

チケットぴあのサイト(http://w.pia.jp/t/nfaj-kurosawa/)で購入

購入時期によってご利用可能な決済方法が異なります。

⇒前売料金に加え、1枚につき発券手数料108円、また決済方法によって1件につき決済手数料がかかる場合があります。
※購入サイトは、準備でき次第アップされますが、ご利用は12月25日(火)10時からです。

  ※チケットぴあの手数料等については、チケットぴあHPのヘルプ利用料一覧の頁をご覧ください。
   本前売券の購入に、システム利用料(通常216円/枚)はかかりません。

前売券の払い戻し、交換、再発行はいたしません。

 

入場方法
①前売券をお持ちの方は、開場時(開映30分前)に、前売券に記載された整理番号順にご入場いただけます。
②その後は、当日券の整理券をお持ちの方が、整理番号順にご入場いただけます。前売券をお持ちの方は、随時ご入場いただけます。
・前売券・当日券は当日・当該回のみ有効です。

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作者 山村浩二
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