過去の上映

  • 2021.2.19 - 2021.3.28 ※金・土・日曜のみ
    ●上映の感染症予防の対策およびご来館の皆様へのお願いにつきましては、当該ページ「新型コロナウイルス感染症拡大防止策」をご覧ください。
    ●「再映:戦後日本ドキュメンタリー映画再考」は、昨年、新型コロナウイルス感染症のため中止となった回の上映です。昨年ご購入されたチケットは、ご利用できませんのでご注意ください。
  • 上映企画

再映:戦後日本ドキュメンタリー映画再考

Rescheduled Screening of "Rethinking Postwar Japanese Documentary Films"

 

会 期 2021年2月19日(金)-3月28日(日)※金・土・日曜のみ
     会期中の休館日:月曜日

会 場 小ホール(地下1階)

定 員 76名(各回入替制・全席指定席

※ 開場は開映20分前です。※1/29(金)更新
※ 前売指定席券のページはこちらをご覧ください。


・マスク着用のない方の入館をお断りします。

・来館者全員に検温を行います。37.5℃以上の方は入館をお断りいたします。

体調不良によりご来場をお止めになるお客様、また来館時の検温の結果、
 37.5℃以上の発熱が確認されたお客様には、会期終了後に払い戻しを行います。
 発券済みの方はチケットを必ず保管ください。

・各回の開映後の入場はできません。

館内でのチケット販売はございません。障害者(付添者は原則1名まで)、
 国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズの方も前売指定席券をお求めください。

 

概要

新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため2020年2月29日(土)から3月8日(日)まで上映中止となりました「戦後日本ドキュメンタリー映画再考」につきまして、2回目の上映が中止となったプログラムの上映を行います。昨年ご購入されたチケットは、ご利用できませんのでご注意ください。
 
上映スケジュールのPDFはこちらからダウンロードできます。

 

上映スケジュールのPDFはこちらからダウンロードできます。

■(監)=監督・演出 (構)=構成 (製)=製作 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (録)=録音 (編)=編集 (音)=音楽 (解)=解説・ナレーション (出)=出演
■スタッフ・キャスト欄の人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■特集には不完全なプリントや状態の悪いプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。

  

1.’69春~秋 地下広場 (84分・1970・広場の一味・監・製:大内田圭弥)
2.O氏の肖像 (65分・1969・構・製・撮:長野千秋)
3.アジアはひとつ (96分・1973・NDU日本ドキュメンタリストユニオン)
4.極私的エロス・恋歌1974 (93分・1974・疾走プロダクション・監・撮:原一男)
5.生木が立枯れていくごたる あぶら症 (88分・1974・構:岡田道仁)
6.六ヶ所人間記 (171分・1985・構・現地録音・編:山邨伸貴・構・製:倉岡明子)
7.沖縄 久高島のイザイホー (102分・1979・伝統文化財記録保存会=下中記念財団・監・脚・製:岡田一男)
8.ザ・サカナマン いち漁師キャメラマンの現状報告― (80分・1979・黒田プロダクション・監・製・撮:黒田輝彦)
9.ゴッド・スピード・ユー BLACK EMPEROR (90分・1976・プロダクション群狼・監・製:柳町光男)
10.山谷やま やられたらやりかえせ (110分・1985・「山谷」制作上映委員会・監・製:佐藤満夫・監:山岡強一)
11.女王蜂の神秘 (32分・1962・桜映画社・監:樋口源一郎)
真正粘菌の生活史 ―進化の謎・変形体を探る― (28分・1997・シネ・ドキュメント・監・製・脚:樋口源一郎)
きのこの世界 (47分・2001・シネ・ドキュメント・監・製・脚:樋口源一郎)
12.草とり草紙 (82分・1985・監・撮・製:福田克彦)
13.映画の都 山形国際ドキュメンタリー映画祭'89 (94分・1991・小川プロダクション・監:飯塚俊男)
14.SELF AND OTHERS (53分・2000・ユーロスペース・監:佐藤真)
阿賀の記憶 (55分・2004・カサマフィルム・監:佐藤真)
15.ルーペ カメラマン 瀬川順一の眼 (90分・1996・瀬川さんを記録する会・監・解:伊勢真一)
16.妻はフィリピーナ (100分・1994・万福寺シネマ・監:寺田靖範)
あんにょんキムチ (52分・1999・日本映画学校・監・撮:松江哲明)

上映作品詳細

1大内田圭弥

  • 2021年2月26日(金) 2:40 PM@小ホール
  • 2021年3月21日(日) 3:10 PM@小ホール

新宿西口地下広場に集ってフォークソングを歌い、世界変革のため議論を戦わせる若者の熱っぽい姿を捉えた自主製作ドキュメンタリー。監督の大内田圭弥(1930-2003)がボレックスのキャメラで撮影を始めると、やがて自発的な協力者が何人も現れ、完成に必要な映像素材が集まったという。大内田は、1960年頃から農山漁村文化協会(農文協)製作のPR映画を演出したのち、冤罪事件をめぐる『松山事件』(1964)や、後年には舞踏家土方巽を追う『風の景色』(1976)にも挑んだ。

’69春~秋 地下広場(84分・16mm・白黒)

1970(広場の一味)(監・製)大内田圭弥


2長野千秋

  • 2021年3月5日(金) 2:40 PM@小ホール
  • 2021年3月27日(土) 12:00 PM@小ホール

舞踏の創始者大野一雄は、舞台公演を行わなくなった1968年以降、映画作家長野千秋(1931-)とともに映画作りに没頭し、実験精神にあふれた「O氏三部作」を発表した。『O氏の肖像』はその第1作にあたり、以下『O氏の曼荼羅』(1971)、『O氏の死者の書』(1976)と続く。長野は日映科学映画製作所でPR映画に携わった後、フリーランスとしてアヴァンギャルド芸術をめぐる映画を志向、身体表現への関心を深めるうちに舞踏の世界を発見した。本作では自宅近くの野や寺などを自在に動き回る大野と、撮影する長野の共犯的関係が魅力を放っている。

O氏の肖像(65分・16mm・白黒)

1969(構・製・撮)長野千秋(出)大野一雄


3日本ドキュメンタリストユニオン

  • 2021年3月6日(土) 3:30 PM@小ホール
  • 2021年3月19日(金) 1:00 PM@小ホール

日本返還前の沖縄社会の裏側に入り込み、『沖縄エロス外伝 モトシンカカランヌー』(1971)を撮った、布川徹郎や井上修らによる伝説的な映画集団「日本ドキュメンタリストユニオン」。ルポライター竹中労との伴走による『アジアはひとつ』は、国境がこの世に存在しないかのように破天荒な越境を実現し、沖縄本島から八重山に渡ったキャメラはそのまま台湾までワイルドに前進してゆく。かつて戦時下のスローガンだった「アジアはひとつ」が、ここではアジア民衆の連帯を意味する言葉に反転している。

アジアはひとつ(96分・16mm・パートカラー)

1973(NDU日本ドキュメンタリストユニオン


4原一男

  • 2021年3月7日(日) 3:30 PM@小ホール
  • 2021年3月13日(土) 2:40 PM@小ホール

「撮る」者として、「撮られる」者を挑発することも辞さず、というかつてない方法論で日本のドキュメンタリー映画の風景に本質的な変容を迫った原一男(1945-)。自立した生を目指す小児まひ患者たちを捉えた『さようならCP』(1972)に続き、2作目『極私的エロス・恋歌1974』では、沖縄へ渡ったかつての伴侶から自力出産を撮ってほしいと依頼された原が、新しいパートナーを伴って撮影に臨む。二人の女が、撮影者である男=監督に対して感情を吐き出す様がどこまでも生々しい。

極私的エロス・恋歌1974(93分・16mm・白黒)

1974(疾走プロダクション)(監・撮)原一男(製)小林佐智子(録)久保田幸雄(編)鍋島惇(音)加藤登紀子


5岡田道仁

  • 2021年3月7日(日) 12:00 PM@小ホール
  • 2021年3月26日(金) 2:40 PM@小ホール

岩波映画製作所出身で、1970年安保闘争の記録映画を製作した後、1973年にフリーになった岡田道仁(1934-)が、患者団体の支援を得て、戦後日本を代表する食品公害であるカネミ油症の未確認患者を探訪した自主製作映画。撮影の塚本公雄は、歌人塚本邦雄の甥で、日大闘争のドキュメンタリー以来のコンビである。原因企業のある北九州市のほか、福岡市、山口県、佐賀県、長崎県五島列島などを渡り歩いて患者たちの声を丹念に聞いた。

生木が立枯れていくごたる あぶら症(88分・16mm・白黒)

1974(構)岡田道仁(撮)塚本公雄(録)久保田幸雄、栗林豊彦(編)藤成要一、松山比呂子(解)山川建夫


6倉岡明子・山邨伸貴

  • 2021年2月21日(日) 3:00 PM@小ホール
  • 2021年3月27日(土) 2:20 PM@小ホール

アテネ・フランセ文化センターでの卒業制作において、東京江戸川区のクロム汚染を取材した『東京クロム砂漠』(1978)に取り組んだ倉岡明子(1947-)・山邨伸貴(1950-)・小田博が、倉岡の出身地である青森県で自主製作した作品が『六ヶ所人間記』である。新全国総合開発計画により「むつ小川原開発区域」と定められた六ヶ所村で、人々の昔ながらの暮らしや伝統文化への思いなどを3年にわたって聞き続けた。倉岡・山邨とその子息・玄の長い旅の記録でもある点が魅力となっており、マンハイム国際映画祭で特別賞を受賞した。今回の上映では地元の方言を字幕にした版を上映する。

*途中10分間の休憩をはさみます。

3月27日2:20PMの回は完売しました。最新情報はチケットぴあのページをご覧ください。※3/27(土)更新

六ヶ所人間記(171分・16mm・白黒)

1985(構・現地録音・編)山邨伸貴(構・製)倉岡明子(撮)小田博


7岡田一男

  • 2021年2月20日(土) 12:00 PM@小ホール
  • 2021年3月19日(金) 4:00 PM@小ホール

科学映画界の名士、岡田桑三の子息である岡田一男(1942-)が1973年に興した東京シネマ新社は、スポンサード映画より自主企画を中心とし、生物学映画や民族文化の映像に活路を見出した。この『沖縄 久高島のイザイホー』は、現時点で最後に行われた1978年のイザイホーの儀礼を撮影したもので、1か月間の準備から4日にわたる本番、もう一つの年中行事フバワクまでを精緻に収めている。同社が日本での推進役となったドイツの学術映像プロジェクト「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ(EC)」の1作品として製作された。

2月20日(土)12:00pmの回の上映前および3月19日(金)4:00pmの回の上映後に、岡田一男監督による挨拶があります。3/17(水)更新

沖縄 久高島のイザイホー(102分・Blu-ray・カラー)

1979(伝統文化財記録保存会=下中記念財団)(監・脚・製)岡田一男(製)岡田桑三(撮)谷口常也、草間道則、堀田泰寛、高山永吉、淵上拳ほか(録)後藤雅毅


8黒田輝彦

  • 2021年2月26日(金) 5:10 PM@小ホール
  • 2021年3月13日(土) 12:00 PM@小ホール

代表作『ザ・サカナマン』や『ナブラ』(1983)を発表し、日本の漁業ドキュメンタリーを開拓した黒田輝彦(1944-)。もともとコマーシャルやPR映画、篠田正浩、藤田敏八などの劇映画の撮影助手として修業を積んだが、資金を作るため遠洋漁船で働いたことを契機に、1977年に再び遠洋マグロ船の甲板員としてペルー沖で働きながら撮影したフィルムが長篇『ザ・サカナマン』に結実した。豪快な労働から船上の生活、つかの間の陸地でのソフトボールまで、漁船員たちの生き様を余すことなく収めている。

ザ・サカナマン いち漁師キャメラマンの現状報告―(80分・16mm・カラー)

1979(黒田プロダクション)(監・製・撮)黒田輝彦(録)中野国夫(解)斉藤次男、細谷孝子(語り手)吉良冬太


9柳町光男

  • 2021年2月19日(金) 3:30 PM@小ホール
  • 2021年3月14日(日) 4:20 PM@小ホール

暴走族の世界にキャメラを持ち込んだ『ゴッド・スピード・ユー BLACK EMPEROR』で衝撃のデビューを飾ったのち劇映画監督として地歩を築き、アジアを広く基盤とした映画作りに挑んだ柳町光男(1945-)。このドキュメンタリーは、東映教育映画部を離れた柳町が自主製作で完成させたもので、原一男の活動にも刺激されたという。少年たちの淡々とした日常も描かれており、自主上映の大成功を受けて劇場公開も実現した。ブラックエンペラー総長だった本間優二は、その後柳町の『十九歳の地図』(1979)の主演に抜擢される。

ゴッド・スピード・ユー BLACK EMPEROR(90分・35mm・白黒)

1976(プロダクション群狼)(監・製)柳町光男(撮)明石太郎、岩永勝敏、杉浦誠、塚本公雄、横山吉文(録)浦田和治、菊地進平(編)大島ともよ(出)ブラックエンペラー新宿支部の少年たち


10佐藤満夫・山岡強一

  • 2021年2月28日(日) 11:50 AM@小ホール
  • 2021年3月20日(土) 3:00 PM@小ホール

東京山谷の日雇い労働者が直面する現実や、敵対する暴力団との闘いを記録した自主製作映画。この「寄せ場」の闘争を通じて映画という手段を選んだ佐藤満夫(1947-1984)は、撮影11日目に暴力団組員に刺殺される。その遺志を引き継いだ労働者のリーダー山岡強一(1940-1986)と制作上映委員会は全国の「寄せ場」を行脚するが、その山岡もやがて凶弾に倒れた。映画史的な文脈から独立して闘争手段としての映画の可能性に賭けた本作は、日本のドキュメンタリーにおいて類なきポジションを占める。

全てのチケットが完売しました。最新情報はチケットぴあのページをご覧ください。※3/2(火)更新

山谷やま やられたらやりかえせ(110分・16mm・カラー)

1985(「山谷」制作上映委員会)(監・製)佐藤満夫(監)山岡強一(スタッフ)赤松和子、荒木剛、赤松陽構造、池内文平、神田十吾、菊地進平、小見憲、佐藤聡美、高田明、平井玄、福田憲二


11樋口源一郎(計107分)

  • 2021年3月5日(金) 5:00 PM@小ホール
  • 2021年3月28日(日) 12:00 PM@小ホール

レオナルド・ダ・ヴィンチや南方熊楠のような知の総合を志し、世界的にも最年長の映画作家のひとりとして活躍した樋口源一郎(1906-2006)。幅広くPR映画に携わったのち、在野の生物学者として製作会社シネ・ドキュメントを設立、キャメラマン石井董久との共同作業により、特に菌類の生態記録の映画で高い評価を得た。落葉や枯木にいる粘菌のリズミカルな動きを捕捉した傑作『真正粘菌の生活史』や菌類を通じた世界へのメッセージである『きのこの世界』は、90歳を超えた樋口の不屈の精神を示した。

*35mmから16mmへの切り替えにインターバルを要するため、上映時間の目安は下記のとおりになります。
本編の上映時間 107分+インターバル 約10分=約117分

女王蜂の神秘(32分・35mm・カラー)

1962(桜映画社)(監)樋口源一郎(製)村山英治(脚)内木芳夫(撮)小林一夫(音)間宮芳生(解)川久保潔

真正粘菌の生活史 ―進化の謎・変形体を探る―(28分・16mm・カラー)

1997(シネ・ドキュメント)(監・製・脚)樋口源一郎(撮)石井董久(解)和田篤

きのこの世界(47分・16mm・カラー)

2001(シネ・ドキュメント)(監・製・脚)樋口源一郎(撮)石井董久(解)和田篤


12福田克彦

  • 2021年2月19日(金) 6:30 PM@小ホール
  • 2021年3月28日(日) 3:00 PM@小ホール

成田空港建設に反対する三里塚農民たちの闘争そのものを顕揚するのではなく、闘いの中心を担ったひとりの老いた女性の自分史を3年ものあいだ真摯に聞き続け、8mmフィルムに収めたもうひとつの三里塚の歴史が『草とり草紙』である(のちに16mm化)。小川プロダクションが去った後の空港予定地に単身戻り、小さくプライベートな声の現前を通じて「個」の歴史を掘り下げた福田克彦(1943-1998)の仕事は、ドキュメンタリー作りの新しいオルタナティブとして再評価に値する。

草とり草紙(82分・16mm・カラー)

1985(監・撮・製)福田克彦(製)波多野ゆき枝(撮)瓜生敏彦(音)小向京子(解)清水紘治


13飯塚俊男

  • 2021年2月27日(土) 3:10 PM@小ホール
  • 2021年3月26日(金) 5:10 PM@小ホール

世界の映画人を集めた第1回山形国際ドキュメンタリー映画祭(1989)の記録。アジアの映画人のシンポジウムでは、小川紳介の司会を得て、アジア諸国の多くでドキュメンタリー映画が生まれ得ない情況を打破しようと熱っぽい発言が続出、また映画フィルムを「スパゲッティ」と呼ぶフィリピンのキドラット・タヒミック監督のユーモラスな知性も垣間見られる。小川プロダクション出身の飯塚俊男(1947-)の監督デビュー作で、天安門事件とベルリンの壁崩壊が起きた1989年の世界の空気も漂う。

映画の都 山形国際ドキュメンタリー映画祭'89(94分・16mm・カラー)

1991(小川プロダクション)(監)飯塚俊男(構・編)小川紳介(製)伏屋博雄(撮)大津幸四郎、加藤孝信(録)浅沼幸一(音)小室等(解)河原崎長一郎


14佐藤真(計108分)

  • 2021年2月21日(日) 12:00 PM@小ホール
  • 2021年3月20日(土) 12:00 PM@小ホール

新潟水俣病の風化に抗した『阿賀に生きる』(1992)を発表して以来、現代日本のドキュメンタリー映画をリードした佐藤真(1957-2007)。『まひるのほし』(1999)など知的障がい者の表現世界を探る作品、写真家牛腸茂雄の面影を追う『SELF AND OTHERS』(2000)などを経て再び阿賀に戻ってきた『阿賀の記憶』は、前作から10年という時の経過を、静謐としながらも物質感のある映像で示した。ドキュメンタリーをめぐる言論においても佐藤は先導的な役割を果たしている。

3月20日12:00PMの回のチケットは完売しました。最新情報はチケットぴあのページをご覧ください。※3/17(水)更新

SELF AND OTHERS(53分・16mm・カラー)

2000(ユーロスペース)(監)佐藤真(製)堀越謙三(撮)田村正毅(録)菊池信之(編)宮城重夫(音)経麻朗(解)西島秀俊

阿賀の記憶(55分・16mm・カラー)

2004(カサマフィルム)(監)佐藤真(製)谷田部(矢田部)吉彦(撮)小林茂(録)菊池信之(編)秦岳志(音)経麻朗


15伊勢真一

  • 2021年2月28日(日) 2:50 PM@小ホール
  • 2021年3月12日(金) 2:40 PM@小ホール

伊勢真一(1949-)は、記録映画の名編集者伊勢長之助を父に持つが、長じてからこの分野に活路を見出した。てんかんと知的障がいを持つ姪の成長を追う『奈緒ちゃん』(1995)以来福祉を主題にしたシリーズで知られるが、『ルーペ』では戦後日本映画を劇・記録映画の両面で支えたキャメラマン瀬川順一を追った。亀井文夫監督『戦ふ兵隊』の撮影助手を務めた際の「ルーペ論争」のエピソードなど、瀬川の口から深い洞察に根ざしたドキュメンタリー論が展開される。

2月28日(日)2:50PMの回、3月12日(金)2:40PMの回の上映後に伊勢真一監督による上映後挨拶があります。

ルーペ カメラマン 瀬川順一の眼(90分・16mm・カラー)

1996(瀬川さんを記録する会)(監・解)伊勢真一(撮)安井洋一郎、瀬川順一、瀬川龍、柳田義和(録)米山靖(音)横内丙午


16日本映画学校:寺田靖範と松江哲明(計152分)

  • 2021年2月20日(土) 3:00 PM@小ホール
  • 2021年3月12日(金) 5:10 PM@小ホール

現在は日本映画大学として映画界に人材を輩出する日本映画学校は、1990年代より注目すべきドキュメンタリー作品を生み出している。『妻はフィリピーナ』は、同校学生だった寺田靖範が自身の国際結婚を飾らない率直な視線で捉えた作品。『あんにょんキムチ』は、在日コリアン3世である松江哲明が、祖父のルーツをたどり、ユーモアと哀しみを交えて自身のアイデンティティと家族史を探る一本。いずれもこの時期の「私的ドキュメンタリー」の傾向を象徴する作品である。

妻はフィリピーナ(100分・16mm・カラー)

1994(万福寺シネマ)(監)寺田靖範(製)山谷哲夫、新井真理子(撮)松根宏隆、嶋津敬(録・音)鈴木大介(録)崔政植(編)今井剛、磯崎友厚(音)小野雅則

あんにょんキムチ(52分・DCP・カラー)

1999(日本映画学校)(監・撮)松江哲明(製)山谷哲夫、吉田啓(撮)茂木一樹(編)吉田啓、関正則(音)岡野作夢(解)松江雅子


上映スケジュールのPDFはこちらからダウンロードできます。

■開場は開映20分前です。
■各回の開映後の入場はできません。
■前売指定席券のみ発売します(館内でのチケット販売はありません)。
■前売指定席券の最新の完売情報は、チケットぴあのページをご覧ください(当館HPは情報の更新にタイムラグがございます)。

 

2021年2月19日(金)

11:00 AM 開館

2021年2月19日6:30 PM@小ホール

2021年2月20日(土)

11:00 AM 開館

2021年2月20日12:00 PM@小ホール

2021年2月21日(日)

11:00 AM 開館

2021年2月21日12:00 PM@小ホール
2021年2月21日3:00 PM@小ホール
*途中休憩あり 6六ヶ所人間記 (171分)

2021年2月26日(金)

11:00 AM 開館

2021年2月27日(土)

11:00 AM 開館

2021年2月28日(日)

11:00 AM 開館

2021年2月28日11:50 AM@小ホール
2021年2月28日2:50 PM@小ホール

2021年3月5日(金)

11:00 AM 開館

2021年3月6日(土)

11:00 AM 開館

2021年3月6日3:30 PM@小ホール

2021年3月7日(日)

11:00 AM 開館

2021年3月7日3:30 PM@小ホール

2021年3月12日(金)

11:00 AM 開館

2021年3月12日2:40 PM@小ホール

2021年3月13日(土)

11:00 AM 開館

2021年3月14日(日)

11:00 AM 開館

2021年3月19日(金)

11:00 AM 開館

2021年3月19日1:00 PM@小ホール
2021年3月19日4:00 PM@小ホール

2021年3月20日(土)

11:00 AM 開館

2021年3月20日12:00 PM@小ホール
2021年3月20日3:00 PM@小ホール

2021年3月21日(日)

11:00 AM 開館

2021年3月21日3:10 PM@小ホール

2021年3月26日(金)

11:00 AM 開館

2021年3月27日(土)

11:00 AM 開館

2021年3月27日12:00 PM@小ホール
2021年3月27日2:20 PM@小ホール
*途中休憩あり *完売 6六ヶ所人間記 (171分)

2021年3月28日(日)

11:00 AM 開館

前売指定席券

2月12日(金)10:00amより、チケットぴあにて全上映回の前売指定席券(全席指定席)を販売します。

[Pコード:551-396]

障害者(付添者は原則1名まで)・国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズの方も前売指定席券をお求めください。館内でのチケット販売はありません。

前売料金 *別途手数料がかかります。
一般:520円/高校・大学生・65歳以上:310円/小・中学生:100円
/障害者(付添者は原則1名まで)・キャンパスメンバーズ・優待:無料(手数料のみかかります)

・優待の方は「障害者または付添者等」券をお求めください。
料金区分の違う前売指定席券では入場できません。
・学生、65歳以上、障害者、キャンパスメンバーズ、優待の方は証明できるものをご提示ください。ご提示のない方は入場できません。

体調不良によりご来場をお止めになるお客様、また来館時の検温の結果、37.5℃以上の発熱が確認されたお客様を対象に払い戻しを行います。払い戻しの詳細こちらをご覧ください。※3/26(金)更新

下記に該当する方は購入をお控え願います。
新型コロナウイルス感染症について
・陽性判定、あるいは医師に自宅待機指示を受けている方
・検査結果待ち、あるいは体調不良の諸症状がある方
・ご自身の身近に感染の疑いがある方
・過去14日間以内に、陽性の方と濃厚接触がある方、感染が拡大している国・地域への訪問歴がある方


前売指定席券の購入方法

[Pコード:551-396]

チケットぴあ店舗、セブン-イレブン(店頭のマルチコピー機)で購入
2月12日(金)10:00amより各回の上映2時間前まで
前売料金に加え、1枚につき発券手数料110円がかかります。

受付電話(0570-02-9999)で購入
2月12日(金)10:00amより各回の4日前11:59pmまで
前売料金に加え、1枚につき発券手数料110円がかかります。
*毎週火・水2:30am ~ 5:30amはシステムメンテナンスのため受付休止となります。

チケットぴあのサイト(https://w.pia.jp/t/nfaj-re-rpjdf/)で購入
購入時期によってご利用可能な決済方法が異なります。上映当日はクレジットカードまたはちょコム決済で各回の上映2時間前まで購入可能です。
前売料金に加え、1枚につき発券手数料110円、また決済方法によって1件につき決済手数料がかかる場合があります。

購入方法別の手数料一覧はこちら

必ず発券してからご来館ください。
セブン-イレブンおよび受付電話での購入では座席選択ができません。中央→後列→前列の順に自動で割り振られます。
*購入サイトは準備でき次第アップされますが、ご利用は2月12日(金)10:00amからです。
*手数料等の詳細や購入方法に関する最新情報については、チケットぴあのサイトhttps://t.pia.jp/をご覧ください。
*本前売指定席券購入に、システム利用料はかかりません。


入場方法

前売指定席券は来館前に必ず発券をお願いします。
・開場は開映20分前です。※1/29(金)更新
各回の開映後の入場はできません。

 

下記の前売指定席券は完売しております。最新情報はチケットぴあのページをご覧ください。
※3/27(土)更新
2月28日(日) 11:50AM~『山谷 やられたらやりかえせ』
・3月20日(土) 12:00PM~『SELF AND OTHERS』『阿賀の記憶』
・3月20日(土) 3:00PM~『山谷 やられたらやりかえせ』
・3月27日(土) 2:20PM~『六ヶ所人間記』

マスク着用のない方の入館をお断りします。

 当館の新型コロナウイルス感染症拡大防止策
・来館者全員への検温を実施。
・館内各所に手指用消毒液を設置。
・清掃・消毒を強化。
・ホール内の換気を強化。
・スタッフはマスク・手袋等を着用して対応。
・受付などの対面場所に飛沫ガードを設置。
・ホールの収容率50%として上映。

ご来館の皆様へのお願い
・発熱や風邪などの症状がある方は、来館をお控えください。
・咳エチケットにご協力ください。
・館内で体調を崩された場合は、スタッフにお知らせください。
・こまめな手洗いや手指の消毒にご協力ください。
・入退場やご観覧の際は、互いに適切な距離を保つようお願いいたします。
・ロビー等での飲食は、蓋の閉まる飲み物以外は禁止にさせていただきます。
・感染発生時の入館者追跡のため、ご自身で入館日時の記録をお願いいたします。

上映以外に関する当館の対策およびお願いにつきましては、こちらをご覧ください。