映画についての映画。前の3本は戦中期に製作された文化映画で、『日本映画史』は3部作のうち2部が現存している。珍しい初期作品の映像や著名弁士たちの説明が収められており、当時の映画史研究の成果を知るうえでも興味深い。戦後作られた『映画の出来るまで』は、実際の撮影所の様子も紹介しながら映画の製作工程を平易に解説した教育映画だが、映画が産業的なピークを迎えていた“黄金時代”の空気に圧倒される。
小ホール
映画を記録する
映画についての映画。前の3本は戦中期に製作された文化映画で、『日本映画史』は3部作のうち2部が現存している。珍しい初期作品の映像や著名弁士たちの説明が収められており、当時の映画史研究の成果を知るうえでも興味深い。戦後作られた『映画の出来るまで』は、実際の撮影所の様子も紹介しながら映画の製作工程を平易に解説した教育映画だが、映画が産業的なピークを迎えていた“黄金時代”の空気に圧倒される。 日本映画史 第一部/第二部 ’41(大日本映画協会)(構)(編)大田皓一(解)松井翠聲 文化映画 トーキーの話
’38(大日本映画協会)(監)大石郁雄 映画は前進する
’41(十字屋文化映画部)(構)渡邊義美(撮)坂齋小一郎、岡本昌雄(録)田中啓次、四釜壽郎(音)西山龍介 映画の出来るまで
’59(東映教育映画部)(監)今泉善珠(脚)岡田山仁 |
|