井伏鱒二の同名小説を映画化。多甚古村の若い巡査のところには毎日様々な事件が持ち込まれる。いずれも都会では考えられないもので、無銭飲食や盗難などの比較的大きな事件でさえ、どこか呑気で愛嬌がある。今井監督自身は「原作者としては気に入らなかったらしいですね。ぼくも完全な失敗作だと思っています」と述懐しているが、リアリズム演出の資質が示された作品でもある。
大ホール
生誕百年 映画監督 今井正（1）Tadashi Imai Retrospective at his Centenary Part1 |
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| 2012.5.5-5.24 | |||||
| 2012.6.26-7.10 | |||||
| ※「生誕百年 映画監督 今井正（2）」は、7月31日（火）から8月26日（日）までの開催となります。 | |||||
多甚古村
（63分・35mm・白黒）
（63分・35mm・白黒）
'40（東宝京都）（監）今井正（原）井伏鱒二（脚）八田尚之（撮）三浦光雄（美）中古智（音）服部正（出）清川莊司、深見泰三、大倉文雄、月田一郎、中村英雄、竹久千恵子、宇野重吉、瀧澤修、赤木蘭子
■（監）＝監督・演出 （原）＝原作・原案 （脚）＝脚本・脚色 （撮）＝撮影 （美）＝美術・装置 （音）＝音楽 （出）＝出演
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