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Screening 上映・企画情報
大ホール

生誕110周年
スターと監督
大河内傳次郎と伊藤大輔

Denjiro Okochi and Daisuke Ito
In Celebration of the 110th Anniversary of their Birth
2008.10.7-11.21
作品詳細
6 10/25(土) 1:00pm 11/4(火) 1:00pm  
丹下左膳 第1篇
(45分・35mm・白黒・部分)

三百万両の埋蔵地を示す地図を入れたこけ猿の壺をめぐる隻眼隻手の怪剣士、丹下左膳の大活躍。大河内の丹下左膳は1928年の『新版大岡政談』以来最大の当たり役となったが、本作はその(また伊藤大輔にとっても)最初のトーキー作品。所蔵フィルムはイギリスで発見された欠落の多い部分版だが、冒頭の部分など伊藤演出の醍醐味を充分味わうことができる。「シェイは丹下、名はシャゼン」という大河内独特の発声も話題になった。

'33(日活太秦)(監)(脚)伊藤大輔(出)大河内傳次郎(丹下左膳)(原)林不忘(撮)酒井宏(美)中井喜久太郎(音)松平信博、宮野顯(出)五月潤子、山本禮三郎、山田五十鈴、澤村國太郎、市川小文治、中村吉次、南部章三、阪東勝太郎

新編 丹下左膳 隻眼の卷
(62分・35mm・白黒・不完全)

『怪刀の巻』『隻手の巻』『隻眼の巻』『恋車の巻』を、本作の中川信夫を含め4人の監督が分担して製作したうちの1本。川口松太郎の原作は隻眼隻手の由来をたどるもので、林不忘の「丹下左膳」とは趣を異にした作品になっている。1960年代後半以降アメリカから里帰りした、いわゆる「返還映画」の一本。

'39(東宝東京)(出)大河内傳次郎(丹下左膳)(監)中川信夫(原)川口松太郎(脚)貴船八郎(撮)安本淳(美)島康平(音)伊藤昇(出)山田五十鈴、黑川彌太郎、高峰秀子、鬼頭善一郎、御橋公、鳥羽陽之助、淸川莊司、澤村貞子

■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。伊藤大輔は赤色大河内傳次郎は紫色で示し、カッコ内に映画中の役名を記しています。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。


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The National Museum of Modern Art, Tokyo