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Screening 上映・企画情報
大ホール

生誕110周年
スターと監督
大河内傳次郎と伊藤大輔

Denjiro Okochi and Daisuke Ito
In Celebration of the 110th Anniversary of their Birth
2008.10.7-11.21
作品詳細
3 10/22(水) 3:00pm 10/24(金) 7:00pm  
長恨
(12分・18fps・35mm・無声・染色・部分)

伊藤大輔の日活入社第一作であり、また大河内傳次郎と初めてコンビを組んだ記念すべき作品。一人の娘に思いを寄せる勤王志士の兄弟。残されているのは乱闘場面を中心にした最終巻で、新撰組の包囲から弟と娘を逃がし斬り死にしていく主人公と、逃れていく二人のカット・バックの激しさと巧みさに、伊藤映画の片鱗がうかがわれる。

'26(日活大将軍)(監)(原)(脚)伊藤大輔(出)大河内傳次郎(勤王志士・壱岐一馬)(撮)渡会六蔵(出)久米讓、尾上卯多五郎、川上弥生、市川百之助、川田弘道、室町英次郎

御誂次郎吉格子
(80分・18fps・35mm・無声・白黒)

吉川英治の「治郎吉格子」の映画化で、大河内は二度目の鼠小僧に扮した。江戸から上方へと逃れた治郎吉は、自らの凶状が原因で苦境に立たされた娘・お喜乃に出会い、彼女を守ろうと決意するが、治郎吉を愛するお仙の心は揺れる。伊藤=大河内コンビの無声映画では、ほぼ完全なかたちで現存している唯一の作品である。プリント上のタイトルは「鼠小僧速花あらし」。

'31(日活太秦)(監)(脚)伊藤大輔(出)大河内傳次郎(鼠小僧治郎吉)(撮)唐澤弘光(出)伏見直江、伏見信子、山口佐喜雄、山本禮三郎、高勢實乗

★10月24日(金)7:00pmの回は弁士・音楽付き上映(特別料金)

■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。伊藤大輔は赤色大河内傳次郎は紫色で示し、カッコ内に映画中の役名を記しています。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。


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The National Museum of Modern Art, Tokyo