Art東京国立近代美術館
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Screening 上映・企画情報
大ホール

生誕110周年
スターと監督
大河内傳次郎と伊藤大輔

Denjiro Okochi and Daisuke Ito
In Celebration of the 110th Anniversary of their Birth
2008.10.7-11.21
作品詳細
20 10/11(土) 11:00am 11/5(水) 7:00pm  
國際密輸團
(54分・35mm・白黒・不完全)

明治初年の横浜で、税関長がイギリス公使の密令によるアヘン密輸団の陰謀を暴くという実話に基づいた異色の伊藤作品。現在この一部分しか残っておらず、とりわけ前半が大幅に欠けているが、結末のシーンなど、断片的には物語を追うことができる。密輸団のアジトのセットは注目に値する。

'44(大映京都)(監)(原)(脚)伊藤大輔(撮)松井鴻(美)上里義三(音)白木義信(出)市川右太衛門、E・スタルコフ、V・ゴロワノフ、逢初夢子、上山草人、高山徳右衛門

虎の尾を踏む男達
(59分・35mm・白黒)

能の「安宅」、歌舞伎の「勧進帳」で知られる義経と弁慶の安宅越えの物語を翻案した黒澤明初の時代劇。大河内が弁慶に扮し勧進帳を読み上げる。新たに創作されたエノケン(榎本健一)の「強力(ごうりき)」が狂言回しとして加わり、忠誠心のドラマを引き立てている。終戦直後に完成しながら占領軍の検閲で公開は7年後となった。

'45(東宝)(出)大河内傳次郎(弁慶)(監)(脚)黑澤明(撮)伊藤武夫(美)久保一雄(音)服部正(出)藤田進、榎本健一、森雅之、志村喬、河野秋武、小杉義男、横尾泥海男、仁科周芳、久松保夫、清川荘司

■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。伊藤大輔は赤色大河内傳次郎は紫色で示し、カッコ内に映画中の役名を記しています。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。


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The National Museum of Modern Art, Tokyo