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Screening 上映・企画情報
大ホール

生誕110周年
スターと監督
大河内傳次郎と伊藤大輔

Denjiro Okochi and Daisuke Ito
In Celebration of the 110th Anniversary of their Birth
2008.10.7-11.21
作品詳細
2 10/21(火) 7:00pm 10/24(金) 3:00pm  
地雷火組
(31分・18fps・35mm・無声・白黒・部分)

大佛次郎の時代小説を池田富保の監督で映画化したオールスター作品。河部五郎は長州藩の「龍」桂小五郎、大河内傳次郎は「虎」左橋与四郎に扮し、当時日活で人気を二分していた二人が対照的な存在感を見せている。チャンバラや乱闘場面を中心にしたパテ・ベビー用の短縮版からの復元プリントを上映。

'27-28(日活京都)(出)大河内傳次郎(左橋与四郎)(監)池田富保(原)大佛次郎(撮)松村清太郎、田島清春(第一、二篇)、中西与之助(最終篇)(出)河部五郎、喜多次郎、尾上多見太郎、葛木香一、市川百之助

弥次喜多 伏見鳥羽の巻
(23分・16fps・35mm・無声・白黒・部分)

尊皇攘夷の渦中に巻き込まれた弥次、喜多の二人が伏見鳥羽の戦に出征して大活躍。弥次を演じた河部、喜多に扮した大河内が三枚目の素質を見せる。『尊皇の巻』『韋駄天の巻』『伏見鳥羽の巻』のうち、最終篇の9.5mmダイジェスト版からブローアップしたプリントを上映。

'28(日活太秦)(出)大河内傳次郎(喜多)(監)(原)(脚)池田富保(撮)青島順一郎(出)河部五郎、尾上多見太郎、葛木香一、久米譲、南部章三、尾上華丈、桂武男、新妻四郎

斬人斬馬剣
(26分・18fps・35mm・無声・白黒・部分)

封建的支配に対する農民一揆のテーマを、小藩のお家騒動というオブラートに包んで表現した「傾向映画」の代表作。2002年に9.5mmフィルムのダイジェスト版が発掘された(上映するのはデジタル復元による35mmプリント)。長さはオリジナルの2割強に過ぎないものの、鉄砲隊が出動する場面や主人公の白馬が農民の救出に駆けつけるクライマックスなどを見ることができる。 

'29(松竹京都)(監)(原)(脚)伊藤大輔(撮)唐澤弘光(出)月形龍之介、天野刃一、伊藤みはる、関操、石井貫治、市川傳之助、岡崎晴夫、中根竜太郎、浅間昇子

★10月21日(火)7:00pmの回は弁士・伴奏付き上映(特別料金)

■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・装置 (音)=音楽 (出)=出演
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。伊藤大輔は赤色大河内傳次郎は紫色で示し、カッコ内に映画中の役名を記しています。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。


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The National Museum of Modern Art, Tokyo