Art東京国立近代美術館
Craft&Design東京国立近代美術館工芸館
MOMAT TOP
Screening 上映・企画情報
大ホール

発掘された映画たち2008

Cinema: Lost and Found 2008
2008.4.24-5.15
2008.5.23-6.1
作品詳細
8 4/26(土) 1:00pm 5/14(水) 3:00pm  
安部善重コレクション1
(計81分)

2005年に逝去された大阪市の映画コレクター・安部善重氏が旧蔵していたフィルムのうち、可燃性フィルム75本の寄贈手続きが2006年に完了した。今回はそのうち不燃化した8本を上映する。

日活行進曲 曽我兄弟
(14分・18fps・35mm・無声・染色・断片)

『日活行進曲』は異なる8人の監督が「富士山」を共通のテーマに短篇をそれぞれ演出したオムニバス映画であるが、最終篇「曽我兄弟」の一部のみコレクションに含まれていた。兄の十郎が、父の仇の工藤祐経から屈辱的な仕打ちを受け、弟の五郎が乗り込む場面が残っている。

'29(日活)(監)清瀬英次郎(原)長谷部武臣(池田富保)(撮)中西与之助(出)久米譲、沢田清

乙女シリーズ その一 花物語福壽草
(67分・24fps・35mm・無声・白黒)

原作は吉屋信子の少女小説で、思春期の乙女の繊細な心と女同士の堅い友愛が描かれる。女学生の薫は、兄のお嫁さんを姉として慕うが、姉は病気で療養所へゆくことに…。当時はサウンド版だったが上映プリントは無声版。

'35(新興キネマ)(監)川手二郎(原)吉屋信子(脚)川手二郎、荻野賴三(撮)中井朝一(音)伊達三郎(美)久光五郎(出)江川なほみ、久松美津江、林喜美枝、髙倉惠美子、星ルリ子、松山愛子、小松峯子、木村潤子、岡崎光彦、大泉慶治、丘寵児、小島洋々、日ノ本一男、上田寛、新見映郎、ジョー・オ・ハラ

■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (構)=構成 (画)=作画 (撮)=撮影 (美)=美術・舞台設計 (音)=音楽 (出)=出演
■本特集には不完全なプリントが含まれています。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
■プログラムの上映順序はやむを得ず変更になる場合があります。

Calendar 上映・展示カレンダー
上映・展示カレンダー
The National Museum of Modern Art, Tokyo