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大ホール

発掘された映画たち2008

Cinema: Lost and Found 2008
2008.4.24-5.15
2008.5.23-6.1
作品詳細
24 5/2(金) 7:00pm 6/1(日) 4:00pm  
演芸映画選集
(計69分)

ハリキリ靑春部隊
(17分・35mm・白黒)

芸人たちが落語、漫才、歌謡、バンド演奏、舞踊、フランスの人形劇、タップダンスなどを披露する楽しい作品。1930年代後半の映画館において、芸人たちがライブ・パフォーマンスをおこなう「アトラクション」興行が流行したが、本作は逆にアトラクションを映画化した「スクリーン・アトラクション」である。

'30年代後半(読売新聞社)(監)長尾史録(出)春風亭柳橋、香島ラッキー、御園セブン、静ときわ、サクラヰ・イス・オルケスタ、滝譲二、ユーナ・プーポ人形劇団、早川三兄弟

亞歐聯絡大飛行完成記念 神風音頭
(2分・35mm・白黒)

1937年、朝日新聞社の飛行機「神風号」が、東京からロンドンまで94時間で飛行して世界記録を打ち立てた。本作はそのニュースに合わせて発売された歌謡曲「神風音頭」が流れる短篇作品で、「神風号」を背景に、踊り子たちが輪になって舞う映像が付されている。

'37(朝日新聞社)(作詞)飯塚飛雄太郎(作曲)中山晋平(小唄)勝太郎、德山璉、市丸

特輯 藝能たから船 藝能映畫第三輯(お笑ひ週間 笑ふ風船)
(30分・35mm・白黒)

兵士の慰問のために組織された「芸能たから船」の船内を舞台に、松竹のスターや多くの芸能人たちが漫才、歌謡曲、ミュージカルを繰り広げる愉快な喜劇。監督の川島雄三の回想によると、本作は戦争末期に製作されたが、公開されたのは終戦後の1946年で、国策調の場面がいくつかカットされたという。ただし本プリントが戦後版なのか、戦中版なのかは不明(素材提供:手島茂氏)。

'46(松竹大船)(監)(脚)川島雄三(脚)淀橋太郎(撮)亀山松太郎(出)西川サクラ、西川ヒノデ、河村黎吉、坂本武、横尾泥海男、坊屋三郎、橘薫、 並木路子、佐野周二、水戸光子、田端義夫、三井秀男、山路義人、上山草人、三浦光子、原保美、髙峰三枝子

麗人歌合戦
(20分・35mm・白黒)

終戦後に製作された演芸映画。東ヤジロー・キタハチの漫才、歌手の柴田つる子(「悲しがらせないでね」)、松原操(「駒鳥は啼けど」)、池眞理子(「愛のスヰング」)、渡邊はま子(「蘇州夜曲」)らが登場する。特別出演として舞踊の高田せい子と山田五郎も登場。アメリカからの「返還映画」の1本で、これまでほとんど上映する機会のなかった作品。

'46-47年頃(朝日映画社)(音)平川英夫(出)東ヤジロー・キタハチ、柴田つる子、松原操、池眞理子、渡邊はま子、髙田せい子、山田五郎

■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (構)=構成 (画)=作画 (撮)=撮影 (美)=美術・舞台設計 (音)=音楽 (出)=出演
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The National Museum of Modern Art, Tokyo