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大ホール

発掘された映画たち2008

Cinema: Lost and Found 2008
2008.4.24-5.15
2008.5.23-6.1
作品詳細
22 5/1(木) 7:00pm 6/1(日) 1:00pm  
散りゆく大和櫻 空閑少佐
(16分・20fps・35mm・無声・白黒・不完全)

1932年の「上海事件」の際に敵軍の捕虜となったことを恥じて拳銃自殺した空閑昇の軍事美談。空閑が自害したのは3月28日であるが、本作はそれからわずか10日後に封切られた。結尾が欠落しているが物語の理解に支障はない(素材提供:プラネット映画資料図書館)。

'32(赤澤キネマ)(監)(脚)赤澤大助(撮)松村嘉久(美)飯野義明(出)靜香八郎、風間春子、邦江弘光、染谷昌子、靜田寛、黑川一太郎、澤田讓、浅香麗三郎

赤心一票 明朗の曉
(25分・35mm・白黒)

不正や買収のない公正な選挙の実現をテーマにした劇仕立ての教育映画で、内務省と選挙粛正中央連盟が賛助した。正しい選挙の実現を願う青年には結婚を約束した恋人がいたが、恋人の父親から買収を持ちかけられる…。

'35(東京日日新聞社=大阪毎日新聞社)(監)西尾佳雄(脚)小林正(撮)佐竹三男(出)西坂辰雄、富田百合子、飛田喜美雄、松宮かほる、望月五三郎

日の丸馬車
(43分・35mm・白黒)

息子を戦地へ送った乗合馬車の馭者を主人公に、銃後における国民精神を謳った劇映画。当時の靖国神社の役割が叙情的に描かれている。なお、本作は太平洋戦争時にアメリカ政府が日本の国民性研究の素材として利用した1本。所蔵デュープネガから初めて上映用プリントを作成した。

'39(英洋行教育映画部)(監)西尾佳雄(原)高橋英男(脚)下間登良男(撮)石川東橘(出)豊田健太郎、大西昇、更科弓子、井上千枝子、小沢定美、森正經、竹中保雄、小笠原修一郎、髙島敏郎

■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (構)=構成 (画)=作画 (撮)=撮影 (美)=美術・舞台設計 (音)=音楽 (出)=出演
■本特集には不完全なプリントが含まれています。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
■プログラムの上映順序はやむを得ず変更になる場合があります。

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The National Museum of Modern Art, Tokyo