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大ホール

追悼特集 映画監督 今村昌平と黒木和雄

Retrospective in Memory of Shohei Imamura and Kazuo Kuroki
2007.4.17-5.9
2007.5.17-6.10
作品詳細
21 4/28(土) 1:00pm 5/22(火) 7:00pm  
日本10ドル旅行
10 DOLLAR TRIP IN JAPAN
(21分・16mm・カラー・英語版)

のちに美術映画の名作を送り出す映画作家・松川八洲雄の提案で、黒木が演出にあたったトヨタ自動車のPR映画。アメリカ人少女が横浜から神戸までを旅する一種のロードムービーで、自動車の行進やサムライも登場する明朗でカラフルな作品である。

’62(日本産業映画センター)(製)田代博茂(脚)松川八洲雄(撮)江連高元(音)山本直純

太陽の糸
(29分・35mm・カラー)

キャメラマン加藤和三の招きで黒木は科学映画の牙城・東京シネマの仕事を得るようになった。合成繊維のPR映画である本作では世界を股にかけたロケーションを敢行、繊維の製造工程と世界への進出を追ってファッション・ショーも撮影した。黒木自らも「スポンサーと会社の要請にこたえた」と述懐している。

’63(東京シネマ)(製)岡田桑三(脚)吉見泰(撮)加藤和三(録)片山幹男(音)一柳慧(解)日下武史

あるマラソンランナーの記録
(63分・35mm・カラー)

PR映画を作り続けることに限界を感じていた黒木が、その制度に挑む最後の闘いになった一本。東京オリンピックを目前にした長距離走者・君原健二のひたむきな練習生活を追ったが、黒木ら若手スタッフと東京シネマ首脳陣との対立が極限に達した結果、ついに黒木はPR映画界から飛び出すことになる。

’64(東京シネマ)(製)岡田桑三(撮)江連高元(録)加藤一郎(音)池野成(解)城達也

■(監)=監督 (製)=製作 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色・コメンタリー (撮)=撮影 (美)=美術 (衣)=衣装 (録)=録音 (音)=音楽・選曲 (解)=解説・ナレーター (出)=出演
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
■今夏に予定されている上映企画「特集・逝ける映画人を偲んで2004-2006」(7月27日-9月26日)には上記両監督の作品は含まれておりません。


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The National Museum of Modern Art, Tokyo