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日本インディペンデント映画史シリーズ①
PFF30回記念 ぴあフィルムフェスティバルの軌跡 vol.1

The History of Japanese Independent Cinema [Part 1]
Retrospective of Pia Film Festival vol.1
2008.6.24-7.18
作品詳細
6 6/26(木) 6:00pm 7/6(日) 3:00pm  
放課後
(1分・8mm・カラー)

81年(第4回)入選作品。ある放課後の風景。誰もいない廊下、教室の片隅で囁かれるヒソヒソ話、窓ガラスに口紅で残された文字、そして、一人の女生徒…。喧騒が去った後の空気を、ユニークな視点によって切り取り、1分間の映像の中に凝縮した作品。倉田恵子は1982年に楠田恵子名義で『女子大生の下半身 な~んも知しらん親』を監督。その後は吉村元希名義で脚本家として活躍中。

’80(監)倉田恵子(出)風野桂子

おろち
(4分・16mm・カラー)

78年(第2回)入選作品。映画評論家としても知られる宇田川幸洋が、小型映画ならではの時間表現テクニックを駆使して、楳図かずおの原作マンガをたった4分間という短い時間の中に凝縮。原作の設定も作者の大胆な解釈によって、あっと驚く本歌取りがなされている。

’78(監)宇田川幸洋(制)上野広喜(原)楳図かずお(撮)上野謙一(出)角中和夫、灰島かり(声の出演)あべしょうぞう

気分を変えて?
(30分・8mm・カラー)

79年(第3回)入選作品。キャンディーズが解散した1978年に、初めて男の生理日を迎えた一人の少年が、「気分を変えて」という映画を作ることで、それを乗り切る姿が描かれる。犬童一心はCMディレクターを経て『二人が喋ってる。』(1997年)で劇場映画に進出。新作『グーグーだって猫である』が今年公開予定。

’78(法政一高シネマ・ド・ヒマゴ)(監)(制)(脚)(撮)犬童一心(撮)池田一之(出)原純一、長谷川聡

教訓Ⅰ
(35分・8mm・カラー)

81年(第4回)入選作品。ある高校のある日の朝礼で、突然、徴兵令が敷かれることが教頭から宣告される。軍事教練が始まり、やがて、やはり軍隊を持った他の学校との戦争にまで発展する…。笹平剛はこの年の岡本喜八監督作品『近頃なぜかチャールストン』に脚本家、俳優として参加、以後、利重剛の名前で俳優としても活躍し1989年に『ZAZIE』で劇場映画監督デビュー。

’80(熱血笹平組&放浪舎)(監)(脚)(撮)笹平剛(音)最賀俊介、古賀弘之(出)鶴田雄次郎、加瀬文照、彦坂誠

■(監)=監督 (制)=制作 (原)=原作 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (照)=照明 (美)=美術 (編)=編集 (録)=録音 (音)=音楽 (出)=出演
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