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日本インディペンデント映画史シリーズ①
PFF30回記念 ぴあフィルムフェスティバルの軌跡 vol.1

The History of Japanese Independent Cinema [Part 1]
Retrospective of Pia Film Festival vol.1
2008.6.24-7.18
作品詳細
15 7/2(水) 2:00pm 7/17(木) 6:00pm  
家、回帰
(18分・8mm・カラー)

85年(第8回)入選作品。「去年、祖父が死んだ。」という言葉で始まり、作者は後に残された祖母に眼差しを向ける。自分のことを考える時、自分の血、或いは家族を避けては通れないと言う作者は、祖母を見つめることで自己の存在を問い直そうする。前橋を拠点に詩的な個人映画を撮り続ける石井秀人の初期の代表作。

’84(監)(制)(脚)(撮)石井秀人(出)石井みき、石井良子、石井淳、石井裕治

変形作品第2番
(30分・8mm・カラー)

85年(第8回)入選作品。地面とも壁とも判断のつかない抽象的な画面が、ノイズとともに点滅を始め、やがて動きが加わり目まぐるしく変形してゆく。次第にスクリーンはフォルムの嵐の様相を帯び見るものを圧倒する。実験的なアニメーション映画で国際的にも評価の高い黒坂圭太初期の作品。

’84(監)(制)(脚)(撮)(音)黒坂圭太

二度と目覚めぬ子守唄
(27分・8mm・カラー)

86年(第9回)入選作品。周りからいじめられ、疎外される少年。彼の憎悪は日増しに募り、彼以外のあらゆるものに向けられていく。 “いじめ”をテーマにしたアニメーション、という表現ではおさまらないほどの怨念が、強烈な映像のパワーとなって見る者に襲いかかる。原田浩はアニメーターとして活躍後フリーに。丸尾末広の漫画を原作にした『地下幻燈劇画 少女椿』(1992年)が知られている。

’85(監)(制)(脚)(撮)(音)原田浩(音)原田直火、高橋勝仁(声の出演)稲見清彦、香月真琴、末吉剛、星川由美

■(監)=監督 (制)=制作 (原)=原作 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (照)=照明 (美)=美術 (編)=編集 (録)=録音 (音)=音楽 (出)=出演
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The National Museum of Modern Art, Tokyo