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日本インディペンデント映画史シリーズ①
PFF30回記念 ぴあフィルムフェスティバルの軌跡 vol.1

The History of Japanese Independent Cinema [Part 1]
Retrospective of Pia Film Festival vol.1
2008.6.24-7.18
作品詳細
12 6/29(日) 3:00pm 7/18(金) 6:00pm  
少年たちの夢
(19分・8mm・カラー)

82年(第5回)入選作品。カメラを持った少年の手、そして廻り始めたカメラが捉えた長い長い少年自身の影…。ありふれた風景をナイーブな感性を通して映し出す一人称映画。関根博之はその後、廃墟をテーマにした一連の8mm作品を制作し、2001年山形国際ドキュメンタリー映画祭では摩耶観光ホテルを撮った『MAYA』が上映された。

’81(監)(脚)(撮)(音)(ピアノ演奏)関根博之


(25分・8mm・カラー)

82年(第5回)入選作品。「時計の振子の音 激しい雨音に掻消され 無邪気に少女 笑えば 水晶玉の向う側 映った壁の向う側に 大人になった自分が 透けて見えた」。一人の少女の孤独な幻想を描く。小口詩子は1989年に『おでかけ日記』がイメージフォーラム・フェスティバルで大賞を受賞。他の作品に『バラ科たんぽぽ』(1990年)、『眠る花』(1991年)など。

’81(監)(脚)小口詩子(撮)(照)山本政信(出)高村マミ

デッド・エンドレス
(12分・8mm・カラー)

84年(第7回)入選作品。どこにでもある風景が、カットのつながりで不思議な存在感を生み、レンズに釘を打つ不気味さは、ラストを哀しくする。竹平時夫は長らく照明の仕事にたずさわった後、近年はプロデューサーとして活躍。

’83(監)(制)(脚)(撮)竹平時夫(協力)鈴木章浩、山川直人、小倉千夏(出)張順子、金田直子、李 芳一、川村浩之、三戸宏之

0×0(ゼロカケルコトノゼロ)
(22分・8mm・カラー)

84年(第7回)入選作品。いつもと違う一日を過ごそうと街に出た少女二人。街角の出会いすべてがドラマ…。等身大ともいえる作者たちの感受性が、生き生きと躍動している作品。風間志織は、第1回の制作援助企画(現PFFスカラシップ)を受けて『イみてーしょん、インテリあ。』(1985年)を監督。近作に『せかいのおわり』(2004年)。

’83(監)(脚)(撮)風間志織(制)かめさん(出)佐野仁美、河上晶子、柴本真理、長谷川直子、宅間亜希子、塩沢里美、橋本直子

■(監)=監督 (制)=制作 (原)=原作 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (照)=照明 (美)=美術 (編)=編集 (録)=録音 (音)=音楽 (出)=出演
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